デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法

デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法

「デザインの解剖」は、グラフィックデザイナーの佐藤 卓が2001年より取り組んでいるプロジェクトで、身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、各製品の成り立ちを徹底して検証する試みである。

これまでに「ロッテ キシリトールガム」「富士フイルム 写ルンです」「タカラ(現:タカラトミー) リカちゃん」「明治乳業(現:明治) 明治おいしい牛乳」「ISSEY MIYAKE A-POC BAGUETTE」などの製品が解剖され、それぞれ一般的に紹介されることのなかった部分が引き出されてきた。原料や製法、製品管理から流通に至る幅広い要素が掘り下げられることで、私たちが知っていると思いながら、知らない多くのことに気づくきっかけをもたらしている。また、佐藤 卓が教鞭をとった武蔵野美術大学 デザイン情報学科では教育プログラムの一環としても、身近な品々の解剖が続けられてきた。

本展では、これまでに蓄積されてきた解剖の成果を紹介するとともに、新たに「株式会社 明治」の5つの製品に着目する。参加作家には、様々な分野で活躍する若手のクリエイターを招き、子どもから大人まで楽しんでいただける展覧会を目指す。本展は、製品を取り巻く世界はもちろん、社会、暮らしとデザインの関係について、さらにはデザインの役割や可能性について、改めて深く考察する機会となることだろう。

【関連イベント】
●デザイン解剖室へようこそ!「デザインの解剖展」ギャラリーツアー
日時:2016年10月21日(金) 18:00-19:30
場所:21_21 DESIGN SIGHT
案内:川上典李子、岡崎智弘、中野豪雄、鈴木啓太

●オープニングトーク「解剖展の解剖」
日時:10月22日(土) 18:00~19:30
場所:21_21 DESIGN SIGHT
出演:佐藤 卓、岡崎智弘、本展参加作家
※参加費無料(ただし、要当日の入場券)

●トーク「『分かる』ことと、『感じる』こと。」
日時:11月26日(土) 17:00~18:30
場所:21_21 DESIGN SIGHT
出演:養老孟司(解剖学者)、佐藤 卓
※参加費無料(ただし、要当日の入場券)

※その他関連イベントについては、公式サイトをご参照下さい

開催期間 2016/10/14(金)~2017/01/22(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~19:00(10/21、10/22は六本木アートナイト開催にあわせ22:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日 火曜日、年末年始(12/27~2017年1/3)
入場料 一般1,100円/大学生800円/高校生500円/中学生以下無料/障害者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名は無料
参加アーティスト 荒牧 悠、aircord、奥田透也、小沢朋子(モコメシ)、柴田大平(WOW)、菅 俊一、鈴木啓太、中野豪雄、原田和明、細金卓矢
会場
  • 21_21 DESIGN SIGHT
  • 東京都港区赤坂9-7-6
会場電話番号 03-3475-2121
会場URL http://www.2121designsight.jp/
詳細URL http://www.2121designsight.jp/program/design_anatomy/