Rethinking Anonymous Design – 名前が消えるとき 展
1960年の「世界デザイン会議」から今年で60年。ATELIER MUJI GINZA Gallery1では、「アノニマス・デザイン」を再考する展示を開催します。
Gallery1ではこれまで、福岡のインテリアデザイナー、永井敬二さんの膨大かつ貴重なモダンデザインのコレクションの一部をお借りし、3つの展覧会を開催してきました。
自身のコレクションについて、永井さんが繰り返し語ってきたこと、それは「デザイナーやブランドの名前であるとか、歴史的に重要だからという理由でモノを欲しいと思ったことは一度もない」という矜持です。結果として「永井コレクション」の大半にはデザイナーの署名がありましたが、すべてのモノに共通するのは声高な主張を控えた、てらいのない表情とかたちが与えられていることです。
これは、モノにまつわる情報から離れ自身の審美眼によって築いた、独自の「アノニマス・デザイン・コレクション」なのではないでしょうか。優れたデザイナーが関わっているからこそ、卓越した「アノニマス」も誕生する、と私たちは考えます。
本展では、こうした視点から選んだ「永井コレクション」の20世紀の有名無名の良品、約100点を中心に展示します。会場には年代、作者名、メーカー名などは記載せず、モノは並列に配置されます。名前が消え、モノの機能とかたちを無意識の眼で見るとき、私たちの対象との関係性はどのように変わるのでしょうか。
ここから再び「アノニマス・デザイン」と「デザイン」の間(はざま)について考えてみませんか?
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
【関連イベント】
●オンラインデザイントーク
聞き手:田代かおる(本展キュレーター)
(1)「ふつう」ってなんだろう?
日時:11月4日(水) 19:00~20:00
登壇者:深澤直人(プロダクトデザイナー)
(2)私達のアノニマスデザイン
日時:11月19日(木) 19:00~20:00
登壇者:熊野亘(プロダクトデザイナー)、吉田守孝(プロダクトデザイナー)
開催期間 |
2020/10/23(金)~2021/03/14(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~21:00 ※会期や時間など予定が変更となる場合がありますので、公式サイトをご確認ください。 |
休館日 | 店舗休館の場合は、それに準じる |
入場料 | 無料 |
会場 |
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会場URL | https://atelier.muji.com/jp/ |
詳細URL | https://atelier.muji.com/jp/exhibition/2274/ |