日本発のさまざまなプロダクトやサービス。その魅力を国内外に発信し事業化を推進するチャレンジが、複数の行政機関や民間によって行なわれています。そうした取り組みを有機的につなげて情報を共有することができれば、もっと効果的に活動できると思います。もちろん、事業者としての立場だと「競合にノウハウを渡すなんてできない」という見方になります。しかし、日本の魅力を伝え新たなビジネスを離陸させるという大きなゴールを共有し切磋琢磨することはできるのではないでしょうか。
こうした趣旨に賛同する人々のプラットフォームとして、年度や事業の縦割りを越え、地域や分野の垣根も越える画期的な事例として注目を集めているJAPAN BRAND FESTIVAL。2016年1月に渋谷ヒカリエで開催された「JAPAN BRAND FESTIVAL 2016」を皮切りに、様々なスピンオフ企画が展開された一年でした。私も主催者の一人として運営に関わっています。
2年目の幕開けとなる「JAPAN BRAND FESTIVAL 2017」を3月1日(水)から3月5日(日)にかけて、昨年と同じ渋谷ヒカリエで開催します。今年も多岐にわたる分野のキーマンやプロジェクトが集結、初日と最終日にはトークイベントと交流会も行います。参加は無料です。公式サイトにて事前申し込みを受け付けています。出入りは自由ですので、ご関心によってお気軽に参加ください。
ここでは、私が関わっているプログラムを紹介します。その他のプログラムや最新情報は公式サイトをご覧ください。私も一部で登壇します。(敬称略)
Opening Session -Pride-
2017年3月1日(水)13:30〜19:00
JBFオープニングセッション
下川一哉:意と匠研究所、デザインプロデューサー/エディター
『日経デザイン』編集長をされていた当時から、アジアの様々なデザインの動きにアンテナを張っていた下川さん。この数年は有田焼のプロジェクトに取り組まれています。
ブランド確立のための見本市活用法
名児耶秀美:デザインプロデューサー/アッシュコンセプト代表取締役
2016年7月の「JAPAN BRAND FESTIVAL – TALK SALOOOON」でもご登壇いただいた名児耶さん。今回は「見本市活用」というテーマに絞りお話しいただきます。
ブランド確立のためのデザイン賞活用法
矢島進二:公益財団法人日本デザイン振興会 事業部部長
1997年のJDN開始時からお付き合いいただいているGマークの矢島さん。知ってるつもりではあるのですが、改めてデザイン賞の活用法をお聞きします。
国産材、本当のこと
白鳥芳洋:NPO法人フォレストリンク代表理事/みなとモデル二酸化炭素固定認証制度事務局 技術専門官/ウッドコンシェルジュ
服部浩治:林野庁 木材産業課 木材製品技術室 課長補佐(住宅資材班)/技術士(森林部門/林産)
2016年には「国産材家具」という切り口で、日本の主要家具メーカーにお集まりいただきました。今回は、その上流である「国産材」についてキーマンふたりに語っていただきます。
Practitioners Session -Identity-
2017年3月5日(日)12:00〜19:00
2018キックオフトーク
二本栁友彦:株式会社 ロフトワーク
堀田卓哉:株式会社 Culture Generation Japan 代表取締役
山崎泰:コンテストコンサルタント/株式会社JDN 取締役 ブランドディレクター
JAPAN BRAND FESTIVAL実行委員会の核である二本栁さんと堀田さん、彼らとこれからの一年の話をします。
期間中は隣接のギャラリーで展示も行われ、こちらは申し込み不要でご覧いただけます。3月1日と3月5日の午後は会場にいます。皆様とお会いできますことを楽しみにしております。
JAPAN BRAND FESTIVAL
http://jbfes.com