Chocolate Proportion

2023 / 金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館特別展「チョコレート 至高の名を与えられしもの」出展作品。

チョコレートをベンチに仕立てたお菓子の「家具」は、板チョコを割ったかけらで、座ることのできる形へ組み上げた菓子の模型とも言えます。木材や金属と言った「家具のため」の素材ではなく、チョコレートらしい家具をデザインするという塩梅で生まれたベンチシリーズは、味覚や嗅覚ではなく身体感覚をもって味わうことのできる、チョコレートとしての新鮮な体験を与えてくれる。

同展覧会では、企画ディレクションとキュレーターも務めた。

Photo:中川暁文
画像提供:金沢21世紀美術館

原嶋亮輔(デザイナー/アーティスト)

原嶋亮輔(デザイナー/アーティスト)

1980年生まれ。石川県金沢市でデザインを学び、2002年に渡米し、Parsons school of Designのファニチャー学科を修学。帰国後、デザイナーとして、工芸/産業分野をまたぎ、多岐にわたる商品開発ブランディングやデザインプロジェクトに携わる。2018年より古道具の「時を経た変容/変化(へんげ)」をテーマにしたSTILLIFEシリーズで、コンテンポラリーデザインの活動を展開。2022年より金沢クラフトビジネス創造機構の工芸ディレクター就任、工芸作家のビジネス支援やプロジェクトディレクションに従事。2023年、奥能登国際芸術祭・参加アーティスト、金沢21世紀美術館特別展「チョコレート 至高の名を与えられしもの」参加作家/企画ディレクション/キュレーターを務める。

https://ryosukeharashima.com/

2024/9/25 18:30