編集部の「そういえば、」-インテリア視点で選ぶ植物

編集部の「そういえば、」-インテリア視点で選ぶ植物

そういえば、自由が丘ミューズスクエアにオープンした店舗「NODERIUM / SØHOLM CAFE JIYUGAOKA」に伺いました。

同店は、インテリアショップ「ACTUS(アクタス)」が展開するグリーンショップ「NODERIUM(ノードリウム)」と、北欧の心地よさを体感できるカフェ「SØHOLM CAFE(スーホルムカフェ)」が1つになったお店です。

NODERIUM / SØHOLM CAFE JIYUGAOKA

植物を単なる園芸品としてではなく、家具や雑貨と同じように「暮らしを構成するインテリアの軸」として提案する「NODERIUM」。アクタスが仕入れからディスプレイ、商品開発までを一貫して手がけ、一般的な生花店とはひと味違う珍しい樹形や個性豊かな観葉植物を取りそろえているブランドです。

今回オープンした店舗では、鹿児島の溶岩石を用いた鉢や波佐見焼のプランターをはじめ、本来はキャニスター(保存容器)やお椀として作られた器を鉢に見立てるなど、植物をインテリアとして楽しむアイデアが提案されています。

また、ベルギー発のハンドメイドガラスブランド「Henry Dean(ヘンリーディーン)」の別注・限定フラワーベースやヴィンテージの一点物もラインナップされ、そのままオブジェとして飾れる商品も取り扱っています。

「Henry Dean」のフラワーベース

「Henry Dean」のフラワーベース

「NODERIUM」が植物のある暮らしをより手軽にするために特に力を入れているのが、ハイドロカルチャー(水耕栽培)です。土の代わりに無菌の粘土粒(ハイドロボール)を使用しているため、清潔で虫が湧きにくく、食卓やデスクまわりにも安心して飾ることができます。鉢に取り付けられた水位メーターによって水の量や水やりのタイミングがひと目でわかるため、専門知識がなくても育てやすくなっています。

大型の観葉植物をハイドロカルチャーで育てるには、高度な技術と長い根の養生期間が必要とされています。「NODERIUM」では生産農家と提携し、半年以上かけて安定した株に仕立ててから店頭へ届けているとのこと。

さらに自由が丘店での試みとして、老舗盆栽園「明松園」とコラボレーションしたモダン盆栽や、原木・流木・岩に根を絡ませた独自の室内アレンジメントも展開しています。大きな観葉植物を置くスペースがないマンション住まいなどでも、限られた空間で圧倒的な自然の存在感や情景を感じられます。

モダン盆栽

モダン盆栽

今回、今までのアクタスの店舗と異なるのが、北欧カフェブランド「SØHOLM CAFÉ」がショップとシームレスに併設されていること。カフェでは、緑が茂る公園のような空間に北欧の名作家具が配され、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

カフェエリア

カフェエリア

カフェのシグネチャーメニューは、店内で毎日焼き上げる自家製のフォカッチャサンド。ドリンクには、自由が丘出身者らが立ち上げた地元の焙煎所「JIYUGAOKA ROASTERY」の豆を使ったスペシャルティコーヒーやオリジナルハーブティーが用意されています。

自家製キャロットケーキやバスクチーズケーキ、北欧の伝統菓子「セムラ」といったスイーツも充実しており、買い物途中の休憩はもちろん、ひとりで静かに過ごしたい時にもぴったりです。

お気に入りの鉢や一目惚れした植物を家に連れて帰ることは、日常の風景や心を少しだけ豊かにアップデートすることでもあります。カフェで美味しいコーヒーを飲みながら緑に癒やされ、一期一会の植物との出会いを楽しむ。そんな時間を、自由が丘に誕生したこのショップで過ごしてみてはいかがでしょうか?

(岩渕真理子)