編集部の「そういえば、」―年に一度の六本木アートナイト

編集部の「そういえば、」―年に一度の六本木アートナイト

そういえば、会期はすでに終了してしまいましたが、「六本木アートナイト2024」に行ってきました!

六本木アートナイト2024 メインビジュアル

六本木アートナイト2024 メインビジュアル

六本木ヒルズや東京ミッドタウン、国立新美術館など、さまざまな施設が集まる六本木のまちを舞台に、現代アートやデザイン、パフォーマンスなど多様な作品が点在し、非日常感を味わえる「六本木アートナイト」。

2009年にスタートし、13回目(※2011年は東日本大震災、2020年・2021年はコロナ禍により中止)となった今回。会期中は、約30組のアーティストによる約40のプログラムを見ることができました。

新たな試みとして、六本木アートナイトが注目するアーティストを複数選出し、展示するプログラム「RAN Picks」と、特定の国や地域にフォーカスを当て、そこで活躍するアーティストによるプログラムを披露する「RAN Focus」が新設されたのも特徴です。以下、内覧会で拝見できた作品をいくつかご紹介します。

エフェメラル コレクション/アトリエ シス
光と音の没入型の作品で、泡という視覚的形態を通じて儚さと無常の概念を捉えています。展示場所は六本木ヒルズアリーナ

(左)豊穣の宝石-Reflection/ツァイ&ヨシカワ :水、光、空気などのエネルギーを表現する彫刻を制作しているアーティストの作品
(右)Link/Hajime Kinoko:六本木ヒルズヒルズウエストウォークに続く左右のキャノピーをピンクのロープで繋げたインスタレーション

TOKYO MIDTOWN AWARD 2024 FINALIST EXHIBITION。東京ミッドタウンが主催する、アートとデザインの2部門でおこなわれるコンペ「TOKYO MIDTOWN AWARD」。写真は2024年度アートコンペのファイナリスト作品展示

DESIGN & ART WALL #TOKYO MIDTOWN AWARD/丹羽優太
TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ グランプリを受賞いた丹羽優太さんの作品が、東京ミッドタウンの仮囲いに登場

呼吸する時計塔/藤村憲之
六本木交差点にもともとあった時計塔を使った作品

普段歩く街並みがいつもと少しちがう景色に見え、非日常的な体験ができる六本木アートナイト。来年も注目したいアートイベントです。

(石田織座)