編集部の「そういえば、」2022年8月
ニュースのネタを探したり、取材に向けた打ち合わせ、企画会議など、編集部では日々いろいろな話をしていますが、なんてことない雑談やこれといって落としどころのない話というのが案外盛り上がるし、あとあとなにかの役に立ったりするんじゃないかなあと思うんです。
どうしても言いたいわけではなく、特別伝えたいわけでもない。そんな、余談以上コンテンツ未満な読み物としてお届けする、JDN編集部の「そういえば、」。デザインに関係ある話、あんまりない話、ひっくるめてどうぞ。
セーラームーンの世界観を体感できる“博物館”
そういえば、先日、「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」にて、子どもの頃の高揚感を味わってきました。
1990年代に社会現象を巻き起こし、いまもなお国内外から高い人気を誇る少女漫画の金字塔『美少女戦士セーラームーン』の連載30周年を記念した本展。会場は、作品の舞台である麻布十番に近い六本木ミュージアム。会期は2022年7月1日から12月30日まで、3会期に分けて開催されています。
本展では、今回のために原作者の武内直子さんが描き下ろした新作原画や、初展示を含む貴重なカラー原画を過去最大規模で展示。そのほか秘蔵資料を一堂に集めたコレクション展示や没入型体験シアター、ホログラム原稿展示など、作品の世界観を存分に体験できる空間になっていました。
子どもの時にアニメのテレビ放送を見ていた筆者もしかり、会場には女性の来場者を多く見かけました。なかには海外から来場した方も見かけ、みなさん思い思いのセーラームーンの世界観に浸っている様子でした。
展示のタイトル通り、まさにセーラームーンの“博物館”のような本展。9月10日からは第2会期がスタートし、原作第3部・第4部を中心としたカラー原画60点が登場します。当時漫画の掲載やアニメの放送を楽しみにしていた同志のみなさんにおすすめしたい展覧会です。
(JDN編集部)