JAL STEAM SCHOOL

「JAL STEAM SCHOOL」は、JALがCSRで行なっている「空育®︎」をさらに発展させたプロジェクトです。

STEAMは、これまでの「STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)」に“ART”を追加した新しい試みで、科学・技術・工学・数学の力と創造力を総合的に育む教育概念です。飛行機・空の世界に広がるテーマと親和性が高く、飛行機と空の世界を通して、子どもたちに学びと発見を提供する次世代育成プログラムとなりました。

また、子どもたちにARTをどう感じさせるか、ARTを強調させるためデザインが前面に出てくるグラフィックを検討する必要がありました。子どもは初めて見るものに対して抵抗感を持つため、グラフィックの構成要素は「〇」「△」「ストライプ」など、身近にある形状を用い、慣れ親しんだ形状にグラデーションなどデザイン要素をプラスすることで、デザイン性を高めたグラフィックを用意。プロジェクトを通し、子どもたちが自らグラフィックを選ぶという、デザインに触れさせる機会やデザインの感性を高める体験を生み出しました。

JALの現役パイロットと技術者が先生となり、飛行機の翼をテーマに航空力学の基礎を「学び」、8000通り以上の翼をデザインできる模型を使用し、飛行機を組み立て、格納庫型のスキャナーで翼の形状から飛行の可否、速度などをアプリが計算し映像で飛行を見る「実験」、最後に全ての飛行機が地球を飛び交う様子を見る「フライトマップ体験」という流れのプロジェクトです。

木住野彰悟(6D)

スタッフ

クリエイティブディレクター/橋本俊行(aircord)、佐々木康貴(aircord)
アートディレクター/木住野彰悟(6D)
企画/aircord
デザイナー/木住野彰悟(6D)、榊美帆(6D)
撮影/中島宏樹(中島宏樹写真事務所)