実践女子大学日野キャンパス

さまざまな営みを育むランドスケープ

デザインコンセプト
担当:株式会社スタジオ ゲンクマガイ

まっさらな広場にデザイナーが用意したのは、木陰を生み出す木々と色とりどりのベンチだけだ。高さの違うベンチは、向き合わせたり、重ねたり、連ねたり、さまざまな関係で置くことで、食事をしたり、会話をしたり、読書をしたり、勉強したり、昼寝したり、さまざまな営みを育む場を作ることができる。

そしてそのベンチの色と配色は、ワークショップを通じて実際に広場を使う学生達と一緒に計画した。そうして学生達は、考えた広場を自分で使ったり、他の学生が思い思いに過ごすのを見ることで、デザインを実体験として学ぶのである。

所在地 東京都日野市
ランドスケープデザイン 株式会社スタジオ ゲンクマガイ
設計・施工 株式会社安藤・間
総合監修 高田典夫/実践女子学園キャンパス計画室
CM 明豊ファシリティワークス株式会社
竣工年 2016年
撮影 川村剛弘