140点の最新パッケージデザインが集合、「現代日本のパッケージ2015」

印刷博物館にて11月29日まで

140点の最新パッケージデザインが集合、「現代日本のパッケージ2015」

東京・文京区の印刷博物館で開催している「現代日本のパッケージ2015」。本展は、日本で開催されている大規模なパッケージコンクールの受賞作品を展示するものだ。今回は「日本パッケージデザイン大賞」、「ジャパンパッケージングコンペティション」、「日本パッケージングコンテスト」という3つのコンクールで受賞した作品の一部が並ぶ。

身近な印刷物の代表例であるパッケージには、使いやすさに配慮したユニバーサルデザインや、地球環境に優しい包装材の開発など、解決すべき課題に対しさまざまな努力がなされている。

【日本パッケージデザイン大賞2015 大賞】ポーラ オー ド フルール / 株式会社ポーラ:花本来のリアルな香りを伝えるため、情緒感が伝わる絵画表現を用いたパッケージ

【日本パッケージデザイン大賞2015 大賞】ポーラ オー ド フルール / 株式会社ポーラ:花本来のリアルな香りを伝えるため、情緒感が伝わる絵画表現を用いたパッケージ

TOTO

【2015 日本パッケージコンテスト(第37回)経済産業大臣賞】“感嘆”開閉BOX「PON-PA」 / TOTO株式会社:簡単な開閉構造を持った箱。簡単に内容物が飛び出さないようにロック方式が採用されている

なお、それぞれのコンクールの特徴は以下となっている。

「日本パッケージデザイン大賞」は、パッケージというデザイン領域のプロフェッショナルが集い、作品のデザイン性や創造性を競うコンペティション。「ジャパンパッケージングコンペティション」は、市場で販売されている商品化されたコマーシャルパッケージの優秀性を競う商品包装コンペティション。「日本パッケージングコンテスト」は、材料や設計、技術、適正包装、環境対応、デザイン、輸送包装など、あらゆる機能から見て優秀作品を決めるコンペティションだ。

以下、140点が一堂に会する展示の様子を紹介する。

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このマークがついているものには触ることができるので、質感など試してもらいたい

会場で展示された作品は、思わず手に取りたくなるような魅力的なデザインのものから、余分な緩衝材料を削減でき、作業性やコストが改善されたものまでさまざま。パッケージデザインの今を知ることができる展示会にぜひ足を運んでいただきたい。

【現代日本のパッケージ2015】
会期:2015年09月26日(土)~2015年11月29日(日)
会場:印刷博物館 P&Pギャラリー
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/150926/index.html