美大生ならではの発想や創造力で地域を元気に!金沢美術工芸大学の社会連携プロジェクト

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美大生ならではの発想や創造力で地域を元気に!金沢美術工芸大学の社会連携プロジェクト

風情ある街並みや伝統工芸が息づくまち・金沢に校舎を構える、金沢美術工芸大学。2016年には設立70周年を迎えました。

学生と企業や公共団体が一緒になり、企画や製品開発をすすめる「産学連携事業」に2007年から取り組みはじめ、今年で10年目。地元企業や大手企業からの相談を受けたり、製品化につながるプロジェクトを毎年10プロジェクト以上も推進しています。同時に地域連携事業も立ち上げ、設立団体の金沢市を中心に周辺の地方行政や公共団体からの連携依頼も積極的に受け入れています。

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金沢美術工芸大学

この記事では金沢美術工芸大学ならではの発想と創造力で地域に貢献するプロジェクトの中から、製品化された例など一部を紹介します。

地域の産業やコミュニティを元気にする-地域連携事業の事例

■金沢マラソン完走メダルデザイン制作

参加者約12,000名が城下町を駆け抜けた「第1回金沢マラソン 2015」。歴史に残る第1回大会の完走者に贈るメダルのデザインに、製品デザイン専攻の学生4名が臨みました。テーマは「金沢らしさ」で、オリジナリティのあるデザインが求められました。

完走者だけに贈られたメダル

完走者だけに贈られたメダル

メダルの形は金沢の玄関口である金沢駅鼓門をイメージし、表面には金沢マラソンのロゴマークと「11.15 Finisher」の文字を加賀五彩の1つである臙脂(えんじ)で刻印し、金沢らしさを表現。メダル本体の色はソフトシルバーにすることで、高級感も演出しています。メダルのデザインは完走したランナーから大好評で、第1回大会を大いに盛り上げました。

プロジェクト期間:2015年4月~2016年3月31日
委託者:金沢市 市民局 金沢マラソン推進課
研究体制:プロジェクト型
担当教員:浅野隆 教授(デザイン科 製品デザイン専攻)
参加学生:江原次郎、桑原孝史、松本優子、溝越万莉(デザイン科 製品デザイン専攻3年)

■ホスピタリティアート・プロジェクト第18回
光の回廊シリーズ(その7)「夢の発掘」ワークショップ・作品展示

金沢市立病院と金沢美術工芸大学との連携で、医療分野におけるアートの潜在的な可能性を探求することを目的とした「ホスピタリティアート・プロジェクト」。第18回目となる企画は「夢の発掘」をテーマに実施されました。このワークショップ・展示企画は、病院1階の待合いホール大ガラスに患者や医療者、学生が恊働でステンドグラス風の装飾が施すもので、病院の恒例行事のように病院関係者や周辺地域に受け入れられています。

光とステンドグラス風の装飾があいまって、幻想的な風景に

光とステンドグラス風の装飾があいまって、幻想的な風景に

このプロジェクトの意義は、医療環境に彩りの空間を現出させることで、通院・入院患者、医療関係者の日常に癒しの効果を体感してもらうことですが、ワークショップにより患者や医療関係者、学生が同じ視点で時間を共有することで生まれるコミュニケーションが重要だと考えられています。

プロジェクト期間:2015年6月24日~2015年9月18日
委託者:金沢市立病院
研究体制:プロジェクト型
担当教員:三浦賢治 教授、岩崎純 准教授(美術科 油画専攻)
参加学生:岩城佳那子、佐藤晴菜、棚部芹、筒井愛子、角田優美、升沢春奈、四本優南(美術科 油画専攻1年)、岩岡朝日、坪井一、藤原保奈美、古中雄二、星原健人、宮崎竜成、山岸耕輔、大野三結、上原勇希、佐藤李香(美術科 油画専攻3年)、山本武明(美術科 油画専攻4年)、河原万生子(美術科 日本画専攻3年)池上竹途、楓大海、千川岳志、米田貫雅(大学院修士課程 絵画専攻 油画コース1年)、大田香(大学院修士課程 デザイン専攻 ファッションデザインコース1年)、加茂那奈枝(大学院博士課程 美術工芸専攻 油画コース3年)、マリー・ドスダ(ナンシー・ロレーヌ大学3年)

実践を通して、社会でも活躍する人を育てる-産学連携事業の事例

■組み合わせ方で中身が引き立つ容器

金沢市に拠点を置く食品容器メーカー・馬場化学工業との共同企画。真空成形の技術を用いて、既存の商品にはない新デザインを提案することを目的としています。今期のテーマは「組み合わせ方で中身が引き立つ容器」です。昨年の参加メンバーとの意見交換に始まり、実際に金沢の街に出て参考になりそうな商品を購入・分析。容器展開の多様性や商品陳列のイメージを膨らませるため、KITTEや東京ソラマチ、銀座の店舗など、東京でのリサーチも実施。

選ばれたのは、山戸蕗さんがデザインした案

選ばれたのは、山戸蕗さんがデザインした案

1,500個という大量の数、ゼリーという食品を扱うための衛生面の問題など、超えなければならないハードルがたくさんありましたが、成果物は2015年のオープンキャンパスでお披露目され、多くの来場者から好評でした。

次年度参加メンバーも手伝って大量の生産作業が行われました。写真はゼリーひとつひとつにシールを貼っているところ

次年度参加メンバーも手伝って大量の生産作業が行われました。写真はゼリーひとつひとつにシールを貼っているところ

プロジェクト期間:2014年8月1日~2015年7月31日
委託者:馬場化学工業株式会社
研究体制:プロジェクト型
担当教員:坂野徹 准教授(デザイン科 視覚デザイン専攻)、畝野裕司 准教授(デザイン科 環境デザイン専攻)
参加学生:山田明子、山本佳奈、山戸蕗(デザイン科 視覚デザイン専攻2年)、山内亜華里、松尾郁実、塚本友理、三上彩(デザイン科 環境デザイン専攻2年)

■ロフト金沢店オープニング壁面ディスプレイ企画・制作

2015年の北陸新幹線開業にともない、ロフト100店舗目が金沢・片町きららにオープン。「ひらいて のぞいて ロフトビラ」というテーマで生活を彩るステキな可能性にあふれたロフト、ロフトラボの楽しさを予感させるような壁面ディスプレイを企画・制作したもの。「ひらく・のぞく」という2つの行動によって、さまざまな視点から金沢を楽しめる作品です。

メインビジュアル

メインビジュアル

金沢で古くから言われていることわざで「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるほどに雨の街と言われていることや、 金沢のシンボル的なふたつの川のうちの一つである犀川、雪吊りなど、小人から見た金沢の世界をロフトの商品を使って表現。10か所の建物の窓をのぞき込むと、不思議な金沢の世界が広がります。

のぞきこむと、不思議な世界が広がります

のぞきこむと、不思議な世界が広がります

のぞき窓の中

のぞき窓の中

プロジェクト期間:2015年6月1日~2015年10月31日
委託者:株式会社ロフト
研究体制:プロジェクト型
担当教員:角谷修 教授、畝野裕司 准教授(デザイン科 環境デザイン専攻)
参加学生:大橋南海、中園摩美、新田梨佳、林季里(デザイン科 環境デザイン専攻3年)

■北陸デスティネーションキャンペーン「北陸 STANDARD+」

JRグループが展開する北陸デスティネーションキャンペーンの連動企画として行った、「北陸 STANDARD+」キービジュアルの開発デザイン。

企画のテイストに一番合致した、篠田彩音さんの案が採用されました

企画のテイストに一番合致した、篠田彩音さんの案が採用されました

懐かしくもどこか新しさを感じるキービジュアルは、ジェイアール東日本都市開発が運営するエキナカ商業施設「エキュート」など8館の商業施設で駅貼り広告や吊り広告、ゲート、レストラン、冊子、ショップ、各種POPなどあらゆるところに展開され、駅を利用する多くの人に北陸の魅力を伝えました。

品川駅など各所で展開されました

品川駅など各所で展開されました

プロジェクト期間:2015年7月1日~2015年9月31日
委託者:株式会社ジェイアール東日本企画
研究体制:プロジェクト型
担当教員:坂野徹 准教授(デザイン科 視覚デザイン専攻)
参加学生:篠田彩音、呉藤結咲、辻ひとみ、横山茜(デザイン科 視覚デザイン専攻3年)、松村怜実(デザイン科 視覚デザイン専攻4年)

プロジェクトは年々多岐に広がっており、何気なく金沢のまちで見る広告や、手にする商品がプロジェクトによるものかもしれません。今後の記念すべき10年目プロジェクトなど、将来期待したい取り組みです。

金沢美術工芸大学
http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/