デザインを五感で楽しむ18日間、「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019」が10月18日から開催

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デザインを五感で楽しむ18日間、「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019」が10月18日から開催

デザインイベントが目白押しな秋の東京。そのなかでも注目を集める、「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019(以下、デザインタッチ)」が、東京ミッドタウンで10月18日から11月4日まで開催されます!

“デザインを五感で楽しむ”をコンセプトに、2007年から毎年開催しているデザインタッチは、国内外の第一線で活躍するデザイナーや注目のデザインが集結し、デザインの魅力や可能性を身近に体感できるイベントとして進化を続けています。この記事では今年のテーマや編集部による注目ポイントをご紹介します。

テーマは「FUSION(融合)」

デザインタッチの今年のテーマは「FUSION(融合)」。さまざまなものが飽和する時代、一個人では新たなものを生み出すことは難しい。だからこそ異なるものとの融合が新しい発見や突破口となるのではと同イベントでは考え、デザインと景色、サイエンス、遊びなどが融合することで生まれる新しい価値をつくることを目指しています。

メインイベントは、ミッドタウン・ガーデンを舞台にした「デザインの森」。「見る」「遊ぶ」「創る」「考える」という4つのエリアに分かれ、インスタレーションやワークショップなどがおこなわれます。

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019

【見る】景色×デザイン

クリエイティブ・ユニットのSPREADが手がけるのは、「六本木カラー渓谷」と題したインスタレーション作品。“色景に浸る”をコンセプトに、外苑東通りに面したミッドタウン・ガーデンから芝生広場にかけての約80mの道を、鮮やかでダイナミックなインスタレーションで彩ります。

六本木カラー渓谷

六本木カラー渓谷

「自然や地形の変化」をイメージしてつくられたというミッドタウン・ガーデンのコンセプトからもインスパイアされた本作は、全長約1kmを超える鮮やかな色のファブリックがガーデンを覆います。

「六本木カラー渓谷」を思い付いた理由についてSPREADは、『会場となるミッドタウン・ガーデンは、じつは普段から何度も行き来していた場所です。私たちにとって、いい意味でここは“通り道”で、何かがある場所ではなく、気持ちよく通過する場所でした。でも作品制作の前にガーデンに訪れてしばらく過ごしてみると、犬の散歩をしたり子どもと遊んだり、都会の自然の中で物思いにふけっている人がいたりなど、憩う場所としても機能していると気付きました。

ミッドタウンが作ったランドスケープデザインに改めて“気付きを与える”ようなことができればと思い、いままでの場所に色をまとわせて違う感覚を呼び込むような色の渓谷を発案しました。この色は動脈と静脈のイメージ。これまでのこの場所に起きた流動の記憶を色に浮きあげた考えです』と、話しています。

昼夜でちがった表情を見せるエネルギッシュなカラーの渓谷で、自然とデザインの融合を楽しんでください。

【期間】10月18日(金)~11月4日(月・振休)※荒天中止
【場所】ミッドタウン・ガーデン
【クリエイター】SPREAD
【考える】サイエンス×デザイン

大学で教鞭をとる傍ら、さまざまな企業とのコラボレーションや世界的なアートフェスティバルで作品を披露してきた脇田玲さんによる新作「Moment」は、時間をテーマにした彫刻。この作品では、「一瞬」という時間を表現するために、モチーフとして風が選ばれました。サイエンスの力で、人間の目では捉えることができない瞬間の風の形を可視化し、彫刻として表現します。

脇田玲 Moment

Moment

この作品について脇田さんは、『情報や体験がリアルタイムかつインタラクティブに流布する現代で、流れゆく時間をどのように捉えるかは、人として豊かに生きる上で重要な問いではないでしょうか。普段は見逃している「一瞬」に存在する無限の美に目を向けてみてください。そこにある美を感じられたら、いつも見ていた何気ない日常が、違った世界に見えてくるかもしれません』と、話します。

普段は目に見えない「一瞬」という時間の概念が、有形物として目の前に現れたとき、鑑賞者はその時間のもつ意味に、改めて向き合うことになります。

【期間】10月18日(金)~11月4日(月・振休)
【場所】ミッドタウン・ガーデン
【クリエイター】脇田玲
【制作協力】HAKUTEN
【遊ぶ】遊び×デザイン

より良い子どものあそび環境を考える、「PLAY DESIGN LAB」による5種類の遊具が並ぶデザインのひろば。プロダクトデザイナーの深澤直人さんや、インテリアデザイナーの五十嵐久枝さんが手がける、グッドデザイン賞を受賞した遊具が子どもたちを待っています。

まるでオブジェのようにカラフルでシンプルな遊具の使われ方はその人次第で、よじ登ったり中をくぐったり、滑り降りたりとさまざま。普段の公園にあるものとはちょっとちがった遊具を体験してみてはいかがでしょうか。

PLAY DESIGN LAB

PLAY DESIGN LAB

【期間】10月18日(金)~11月4日(月・振休)
【対象年齢】1~6歳
【場所】ミッドタウン・ガーデン
【協力】株式会社ジャクエツ
【創る】自然×デザイン

異なるジャンルのトップクリエイターが青空のもとで特別授業を行う「森の学校」が2年ぶりに開校。これは、“クリエイターの視点から考える未来”がコンセプトのWebマガジン「六本木未来会議」内の、椿昇さんと長嶋りかこさんのインタビューから生まれたアイデアを実現したプロジェクトです。

これまでに、浅葉克己さんや大宮エリーさん、落合陽一さん、幅允孝さんなど多分野で活躍するクリエイターが講師となり、授業をおこなってきました。今年は、日本デザインセンターでデザイナーとして活躍する三澤遥さんや、国内外問わず作品のファンが多い木工職人の中川周士さんが講師となり授業が行われます。

森の学校

森の学校(過去の様子)

会場では、六本木未来会議の人気連載「デザインとアートの本棚」のリアル本棚も登場。自然の香りや木漏れ日に包まれながら、感性を直接刺激してくれる貴重な体験になりそうです。

【期間】10月19日(土)、10月20日(日)
【時間】11:00~17:00 ※授業は各日13:30~15:30
【場所】ミッドタウン・ガーデン ※雨天の場合はプラザB1
【講師】三澤遥(デザイナー)、中川周士(木工職人)
※各授業の最新情報や申し込みについては下記リンクから
https://6mirai.tokyo-midtown.com/event/2019_pjt04/

さまざまな企業による展示・インスタレーションを体験できるのも、デザインタッチの魅力のひとつです。

スイスの高級時計ブランド「Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)」による世界巡回展「時計以上の何か」が芝生広場で開催。30×45mの巨大なパビリオン内は、時計の文字盤をイメージし、「12」のテーマ別に部屋が分かれています。会場内ではオーデマ ピゲミュージアムの収蔵品から厳選された、歴史的に価値のあるヴィンテージウォッチから現行モデルまで約150点を展示。スイスから来日した時計師によるデモンストレーションも予定されています。

オーデマ ピゲ「時計以上の何か」

オーデマ ピゲ「時計以上の何か」

また、リング外側の巨大なスクリーンには、電子音楽とビジュアルを融合させた気鋭のアーティスト池田亮司さんの作品が映し出されます。

【期間】10月19日(土)~11月4日(月・振休)
【場所】芝生広場

そのほか会期中には、今年で12回目を迎える「TOKYO MIDTOWN AWARD 2019」の受賞作品発表・展示や、「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019 ~2019年度グッドデザイン賞受賞展~」なども併催。

昨年の様子

TOKYO MIDTOWN AWARD  受賞作品発表・展示(昨年の様子)

GOOD DESIGN EXHIBITION 昨年開催の様子

GOOD DESIGN EXHIBITION 昨年開催の様子

デザインにさまざまなものが融け合うことで、新たなクリエイションの可能性が生まれる18日間。自分なりの発見やヒントを持ち帰ってみてはいかがでしょうか?

■Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019
https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/designtouch/