2022/1/5 9:10
デザインオフィス・nendoのオリジナルブランド「ichido°」から新しく登場した、◯×ゲーム「uplift」。
まったく継ぎ目が見えないところからスッと現れる〇と×が、どのようにつくられているのか伺いました。
■背景・コンセプト
高精度な金属切り抜き加工技術を用いてつくられた◯×ゲーム。本来は刃物の素材などとしても使用される、歪みが少なく耐摩耗性にも優れた合金工具鋼の塊から、ワイヤーカット放電加工機でパーツを切り出し、誤差0.005mm以内で嵌め合わせて作成しています。
普段は継ぎ目が見えないフラットな面でありながら、指で押すとパーツが動き、「○」や「×」が現れる仕様になっています。遊ぶ際は2人のプレイヤーの間に立てれば、表が凸状になり、裏面は凹んで見えます。本来は2種類の駒を盤に乗せて遊ぶゲームを、盤自体に切れ目を入れることで代用した、引き算のデザインです。
ブランド:ichido°
デザインオフィス・nendoオリジナルブランド「ichido°」。“最も回転しなそうな形”をしたコマ「random-top」や、四角柱にも丸柱にも見える花器「circle + square vase」、面ではなく線のサイコロ「linear-dice」などの商品がラインナップ。