佐藤オオキ率いるデザインオフィス・nendoが、今年で参加20年目にあたる「ミラノデザインウィーク2024」において、4月16日から4月21日まで個展「nendo : whispers of nature」を開催する。

同展では、「雲」がもつ曖昧さや「光と影」の関係性、「通り雨」や「地中」を通じて感じる時間の流れ、「水に浸かった植物」の表情など、いずれも普段は何気なく見過ごしてしまうような些細な「自然のささやき」たちに耳を傾け、そこから新たな表現のヒントを紡ぎ出すようにして生まれた5つのコレクションを展示する。

2004年にはじめてミラノサローネに出展してから20年の時を経て、nendoのデザインの原点でもあり、日本文化特有の美意識の根源とも呼べる「自然」をモチーフとした作品を発表することとなる同展。

会場はイタリアのアウトドア家具ブランド「Paola Lenti」が、ブティックホテルとして2026年に開業を予定している環境配慮型複合施設内の小さな建物を利用。また、同敷地内で開催されるPaola Lentiの展示会場では、nendoがPaola Lentiとコラボレーションしてデザインした「hana-arashi」も発表される。

https://www.nendo.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/LP1-1.pdf