キッチンツールブランド「DYK」

大工道具の老舗が生み出す、キッチンをデザインする調理道具

新潟県燕三条の大工道具の老舗・株式会社高儀が、大工道具の製造を通じて培ってきた技術と理念を活かしたキッチンツールブランド「DYK(ダイク)」をスタートさせた。

「DYK」のブランディングおよびプロダクトデザインは、PRODUCT DESIGN CENTERが手がけている。ブランド名の由来は、高儀のものづくりが大工道具の生産から始まっているという歴史と“Design Your Kitchen”という意味合いから生まれた。

燕三条は、江戸時代から続く日本を代表する刃物産地。その地で1866年にのこぎり鍛冶として創業した高儀は、大工道具を中心とした刃物道具問屋として大きく発展した。古来より日本の大工たちは、数ある道具の中から“取り合わせ”を考え、それらを巧みに使いこなすことで美しい建物をつくってきた。そのことから「DYK」のコンセプトは“取り合わせの妙”となった。使う人の好みによって選べるよう、和洋の調理器具20点を用意。数ある中からサイズや用途によって道具を取り合わせることで、自分好みのキッチンにデザインすることができる。

包丁とツールのグリップに採用している「モナカ構造」は、ふたつの膨らんだパーツを溶接し、中空の状態にすることで軽さを実現した。1人分の汁物がぴったりすくえるお玉や、指掛かりがよく作業しやすいグリップの凹部、グリップの膨らみを活かした斬新なツールスタンドの設計など、機能性と美しさが一致したデザインが特徴だ。

素材には、プロの料理人も多く使用するステンレス材を採用。サビに強く、食器洗い機にも対応した、毎日気軽に手にとれる本格的な仕様。ツールは1,900円、包丁は4,000円台と、手ごろな価格帯なのでシリーズで取りそろえやすい。

デザイン:PRODUCT DESIGN CENTER

2012年設立のプロダクトデザイン事務所。醤油差しから鉄道車両まで幅広くプロダクトを手掛ける。代表はプロダクトデザイナーの鈴木啓太。

包丁(SILVER)

種類 パン切、三徳包丁、牛刀、ペティナイフ、 小型三徳包丁
価格(税別) 4,000円~6,000円

包丁(BLACK)

種類 パン切、三徳包丁、牛刀、ペティナイフ、 小型三徳包丁
価格(税別) 4,000円~6,500円

ステンレス(和食に使い勝手がいいラインナップ)

種類 お玉、かすあげ、フライ返し
価格(税別) 2,500円

ステンレス(洋食に使い勝手がいいラインナップ)

種類 レードル、パンチングレードル、ターナー
価格(税別) 2,500円

ナイロン

種類 万能スプーン、万能トング、パスタトング
価格(税別) 1,900円~2,200円

ステンレスツールスタンド

価格(税別) 6,500円

※販売は中川政七商店のサイトより