TSUMUGI

歴史的な形を美しくリ・デザインした汁椀

山中漆器の汁椀「TSUMUGI(つむぎ)」。山中漆器は石川県の3大漆器のひとつで、白木地を鉋(かんな)で回転させながらくり抜く「ろくろ挽き」に優れ、おもに椀や茶托などの丸物の製造を得意としている。

TSUMUGIの形は10種類。ただ単に新しい形を作るのではなく、歴史に基づいた形を再度掘り起こしている。それらを系統ごとにまとめ、現代的に美しくリ・デザインした。

450年の歴史の中で考案された形には、「杵型」や「玉渕」など、古来から伝わる名前と縁起や祈願を込めた意味が付けられている。使う人が幸せになってほしいという作り手の思いが込められている。

ブランド:株式会社 我戸幹男商店

明治41年(1908年)ろくろの町、山中温泉にて我戸木工所として創業。木地師の意思を受け継ぎ、天然の素材が生み出す美しい木目、木地師が一つ一つ丁寧に挽き上げた木地の完成度を重んじ、決して隠すことなく豪快に木目を見せるのが特徴。伝統的な山中漆器の高い技術を活かした実用性、和の美意識に基づいた高い芸術性を追求し、長く愛される漆器作りを心掛けている。

デザイナー:石崎育味

1984年兵庫県生まれ。大阪芸術大学付属大阪美術専門学校を卒業し、サンワードに入社。イデア株式会社にて企画から製品開発、プロモーションまで携わる。2013年にumu designを設立。アイディアのあるプロダクトデザインを軸に、グラフィック・パッケージ・web等トータルデザインで、様々な企業とプロジェクトを行っている。

TSUMUGI 汁椀

カラー Plane、Black、Red、拭漆
価格(税抜) 5,000円