博報堂が産官学と連携し、新しい暮らし方をつくり出す活動「100年ライフデザイン」を開始
株式会社博報堂が産官学と連携し、「人生100年時代」の新しい暮らし方をつくり出す活動「100年ライフデザイン」を開始した。
「100年ライフデザイン」は、超長寿社会において必要となる商品やサービス、システムなどを産官学が集まって検討し、それらを社会に実装することを目指すオープンイノベーション型の活動だ。ヘルスケア、働き方、コミュニティ、モビリティ、教育など、特定の課題に対し、100年人生をイメージするための幅広いインプットを実施したのち、「問い」を設定した上で多様なアイデアを創出、トライアルとプロトタイプ化を実施する。アイデア創出・事業開発のノウハウを持つ博報堂ブランド・イノベーションデザイン局が中心となり、インプットやアイデア創出、アウトプットにおいては官公庁や自治体、大学などの外部機関と連携して進めていく。
博報堂はこれまでも、新しい時代のエルダーの生き方を研究するエルダービジネス推進室や、その後身である新しい大人文化研究所、平均年齢50歳社会のマーケティングを考えるプロジェクトなどを推進してきた。今回のプロジェクトは、2017年度に博報堂が経済産業省の推進する官民フューチャーセンターを活用した「対話型未来社会システムづくり」の一環として生まれた、「みんなの幸せ人生100年プロジェクト」参加企業として活動していたことに端を発している。この活動で得た知見やネットワークを基軸に、「100年ライフデザイン」が立ち上げられた。
また、先行して長野県松本市や大阪大学などで活動を実施している。検討プロセスやその結果については、公式サイトで随時公開され、共有財産化を目指す予定だ。