富山市と乃村工藝社による地域活性プロジェクト「TOYAMA TOWN TREKKING SITE(TTS)」がオープン
富山県富山市と乃村工藝社が、「閉じた体育館から、外につながる体育館」をテーマにした、新しいライフスタイル拠点「TOYAMA TOWN TREKKING SITE(TTS)」を4月29日にオープンする。
同プロジェクトは、自治体の保有する公共施設をクリエイターなどの民間活力で再生し、新たなビジネス拠点とする、総務省の平成28年度「公共施設オープン・リノベーション事業」として採用された。富山市総合体育館のデッドスペースをリノベーションにより、住民がタウントレッキング(まち歩き)などをおこなう、多世代の交流拠点として「再生」することを目指している。
「TTS」は、タニタ健康プログラム・タニタカフェを核テナントとし、スポーツショップやスタジオを併設した複合施設。タウントレッキングをサポートする施設(ハード)を整備、食育・体育といった健康教育的なイベントプログラム(ソフト)を定期的に開催し、富山市民の健康をサポートしていく新しい公共サービスの一環として同施設が運営される。
年間140万人が訪れる環水公園に隣接するロケーションを活かし、富山市総合体育館の利用者だけではなく、広くエリア散策の拠点として活用してもらうことで、市民に「健康寿命の延伸」や「暮らしの質(QOL)の向上」を体感してもつとともに、行政として「住民の健康行動と地域経済の好循環モデル」の構築を目指す、国内においては先進的なプロジェクトだ。