ポーカーバーのインテリアデザイン。ポーカーの醍醐味を空間的な体験として表現した。競技としてのポーカーの伏せられた手札をめくって確認する瞬間を、ゲームがはじまる心理的な緊張感とカードにテンションが掛かる物理的な緊張感が重なり合い、ポーカーの熱量が感じられる象徴的なものとして捉え、その瞬間をモチーフにした造形を、壁面やスクリーン、間接照明、棚、ロゴへと展開。

積み上げたチップをモチーフとしたメインの照明は天井に波紋の光を映し出し、チップをベットする行為によってゲームの進行に一石を投じる「波紋を生じさせる」ゲームの性質や、心理戦による「水面下の攻防」といったイメージを体現した。