第263回 小島有香子 (ガラス造形作家)

[桐山登士樹の推薦文]

3月26日にNHKで放映された「美の壷」に小島有香子さんが出演していて、ちょっと誇らしい気になった。それというのも、2020年7月にオープンした「グランドセイコースタジオ雫石」のプロジェクトに小島さんに参画いただいていたからだ。コーディネーターとしてこのプロジェクトの話を受けた際、ガラスと言えばこの人という、富山ガラス工房館長の野田雄一さんに相談したところ、小島有香子さんを推挙いただいた。

2019年の秋に横浜赤レンガ倉庫1号館で開催されていた展覧会「十人十色・ガラスの展覧会 Vol.9」にタイミングよく小島さんは出品されていたので、すぐさま駆けつけた。一目でこのレイヤー構造のダイナミックであり深度の深い作品に魅せられた。独自の世界観を造り上げた小島さんが今後もさらにさまざまな局面で活躍することは信じて疑わない。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

小島有香子(ガラス造形作家)

小島有香子(ガラス造形作家)

千葉県出身。多摩美術大学立体デザイン専攻クラフトデザイン専修ガラスコース卒業。富山ガラス造形研究所研究科修了。「国際ガラス展・金沢2007」第10回展記念特別賞。「第五十四回 日本伝統工芸展(2007)」高松宮記念賞。「第4回 現代ガラス大賞展・富山2011」大賞。「工芸都市高岡2015クラフトコンペティション」ファクトリークラフト優秀賞。「富山ガラス大賞展・2018(国際展)」銀賞。国内外のギャラリーや美術館等で展覧会多数。国立工芸館(石川)、富山市ガラス美術館(富山)、石川県能登島ガラス美術館(石川)などに収蔵。ザ・リッツカールトンホテル西安(中国)やグランドセイコースタジオ雫石(岩手)の設置作品も手掛ける。現在、富山市に工房を構え制作。