吉川静子 私の島は何処

吉川静子《my silk road – 51, gelblich hell》、2005年、キャンヴァスにテンペラ、アクリル、108 × 144cm吉川静子《my silk road – 51, gelblich hell》、2005年、キャンヴァスにテンペラ、アクリル、108 × 144cm

1934年、福岡県大牟田市に生まれた吉川静子は、音楽や言語、自然に強く関心を惹かれた聡明な子どもであった。18歳で東京に移り、津田塾大学で英文学を学び、その後、現・筑波大学で建築と工業デザインを学んだ。1960年、彼女は東京で開催された世界デザイン会議の通訳として働き、後に夫となるヨゼフ・ミューラー=ブロックマンら、ヨーロッパのモダニズムを牽引していた第一人者たちと実際に会った。ミューラー=ブロックマンはスイスのグラフィックデザインの先駆者であり、日本にも強い影響を与えている。1961年、彼女はヨーロッパに移り、ウルム造形大学でデザインを学んだ。

1963年、彼女はチューリヒのヨゼフ・ミューラー=ブロックマンのスタジオに参加し、彼らは1967年に結婚した。彼女は夫の援助を得て、スイス構成主義や具体芸術の精神をもつアーティストとしてのキャリアをスタートさせた。ジャンルの枠組みの中での表現の模索へのこだわりは、幾何学的の合理的な原則を用いて、詩的な純粋さと軽快さを繋ぐ作品を生み出した。彼女の作品は日本とヨーロッパでの展覧会で大成功を収め、夫が亡くなった後は、彼女の作品は、より叙情的で豊かな色彩をもつようになった。

約30年ぶりの日本での個展となる本展タイトル「私の島は何処」は、作家の来歴を指しているが、芸術的観察が進化し得る領域を探し続けるメタファーとして読むこともできる。吉川静子の作品は、デジタル時代の形式と美学に関するディスコースとも深い関連性を持っている。

【関連イベント】
●オープニングレセプション
日時:5月17日(木) 18:00~21:00
※作家在廊

●ギャラリーツアー
5月20日(日)15:00~16:00 吉川静子
※そのほかのギャラリーツアーに関しては、公式サイトをご覧ください。

開催期間 2018/05/17(木)~2018/05/27(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
参加アーティスト 吉川静子、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン
会場
  • アクシスギャラリー
  • 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
会場電話番号 03-5575-8655
会場URL http://www.axisinc.co.jp/