春季特別展『自然布-草木で織りなす-』

縞帯地(葛)小谷次男縞帯地(葛)小谷次男

自然布とは、植物の繊維を用いて織りなされる布のことである。江戸時代中期に入って、国産の木綿が普及してくる遥か昔、人々は身の回りに自生する木々や草から糸を作り、布を織ってきた。布が登場したのは縄文時代からで、最初は編みによるものだったという。次いで、経糸と緯糸を用いた織物が始められた。材料は苧麻(ちょま)や大麻、藤、葛、科、楮(こうぞ)などの他、北海道でオヒョウ、沖縄では芭蕉が使われ、和紙が生産されると紙縒りも糸として利用された。

樹皮を剥ぐのは大変な力仕事で、これを煮たり叩いたりしながら柔らかくして繊維を取り出し、糸を績んで機を織っていく。苧麻や大麻の場合も、その労力は並大抵ではない。こうした仕事の多くは女性達によって行われ、少しでも着易い布になるように知恵が絞られた。地道で厳しい仕事を経て生まれる自然布は、それぞれの植物ならではの風合いが豊かにあらわれ、原始的で力強い魅力を放っている。

本展では、日本各地の植物繊維を用いて織られた自然布を約70点紹介する。自然の恵みと厳しさがそのままにあらわれた自然布の世界をお楽しみください。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋・一部追記》

【関連イベント】
●記念講演会「布と日本人」
講師:ひろいのぶこ(造形作家、染織研究)
日時:6月16日(日) 14:00~15:30(13:30開場)
会場:国立民族学博物館 第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員:100名(要予約)
聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)

●呈茶
日時:6月16日(日) 11:00~16:30
担当:大阪日本民芸館友の会有志
会場:大阪日本民芸館 2F 渡り廊下
料金:500円(お抹茶とお菓子、別途大阪日本民芸館入館料が必要、予約不要)

※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。

開催期間 2019/03/02(土)~2019/07/15(月)
時間 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 水曜日(ただし、5/1は開館)
入場料 一般700円/高大生450円/小中生100円
会場
  • 大阪日本民芸館
  • 大阪府吹田市千里万博公園10-5
会場電話番号 06-6877-1971
会場URL http://www.mingeikan-osaka.or.jp/
詳細URL http://www.mingeikan-osaka.or.jp/exhibition/special/