2001年より、若手アーティストの発掘、育成、支援を行っているトーキョーワンダーサイト（TWS）の2館目として、2005年に開館したトーキョーワンダーサイト渋谷（TWS渋谷）。国内外のオルタナティブスペースや国際的な芸術文化機関との連携プロジェクトをはじめ、国際的に活躍する海外や日本の若手クリエイターを紹介し、既存の美術館やギャラリーの枠組みを超えたスペースとして活動してきた。TWS渋谷は2017年10月に、新たな展開を見据え、東京都現代美術館が運営する新施設として再整備される。

TWS渋谷での開催が最後となる本展では、自身の身体を起点に世界を測り、美術の枠に囚われずその表現領域を拡張している3名の作家が紹介される。

2020年のオリンピック・パラリンピックに向け、街として変化し続ける渋谷。過去と未来が交錯する場所で、社会に対峙する私たちへ「自」らの「在」り方を問いかける。