印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1 9 5 7 – 1 9 7 9

印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1 9 5 7 – 1 9 7 9

※地震の被害状況確認のため、臨時休館している場合がございます。詳細は公式サイトをご覧ください。(2024年1月5日追記)

石川の国立工芸館にて、「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1 9 5 7 – 1 9 7 9」が2023年12月19日から2024年3月3日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

マス・コミュニケーション時代が到来した戦後の日本では、印刷技術の飛躍的な発展とともに美術と大衆文化の結びつきが一層強まり、複製メディアによる表現が関心を集めました。印刷/版画/グラフィックデザインという領域は近接し重なり合いながらも決定的なズレのある、まるで〈断層〉のような関係性であり、その断層の意味を積極的にとらえ直して自在に接続したり、あるいはその差異を強調するような、さまざまな実践が展開されていきました。

その舞台の一つとなったのが「東京国際版画ビエンナーレ展」です。同展は世界各国から作品を集めた国際的な規模の版画展で、1957年から1979年まで東京国立近代美術館、京都国立近代美術館などを会場に全11回が開催され、当時の気鋭の版画家やデザイナーの活躍の場となりました。

本展は国立美術館のコレクションから東京国際版画ビエンナーレ展の出品作家を中心にご紹介します。同時代の多様な視覚表現のなかに交錯した版画とグラフィックデザインの様相を通して、印刷技術がもたらした可能性とその今日的意義を改めて検証します。

あわせて、1977年に開館した東京国立近代美術館工芸館の記念すべき第1回目の展覧会「現代日本工芸の秀作:東京国立近代美術館工芸館 開館記念展」をふり返る特集展示も行います。東京国際版画ビエンナーレ展が開催されていた当時の、工芸の現代性にも目を向けていただく機会になれば幸いです。

【関連イベント】
●トークイベント
「東京国際版画ビエンナーレ展の頃、そして版画の今」
日時:2024年2月24日(土) 14:00~15:00
会場:国立工芸館 多目的室
登壇者:木村秀樹(画家、版画家)、牧口千夏(京都国立近代美術館)、中尾優衣(国立工芸館)
定員:会場参加40名、オンライン配信(Zoomミーティング使用)40名
参加費:無料
※いずれも要予約、先着順

●レクチャー&ワークショップ
「孔版印刷を知って、リソグラフに挑戦!」
日時:2024年2月25日(日) 13:30~15:30
会場:国立工芸館 多目的室
講師:秋山伸(グラフィックデザイナー、神戸芸術工科大学教授、多摩美術大学客員教授)
定員:10名
参加費:無料
※要予約、先着順

開催期間 2023/12/19(火)~2024/03/03(日)
※イベント会期は終了しました
時間 9:30~17:30(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(2024/1/8、2/12は開館)、12/28~2024/1/1、1/9、2/13
入場料 一般300円/大学生150円/高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
参加アーティスト 浜口陽三、池田満寿夫、菅井汲、加納光於、野田哲也、高松次郎、木村秀樹、井田照一 他
会場
  • 国立工芸館
  • 石川県金沢市出羽町3-2
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.momat.go.jp/craft-museum/
詳細URL https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/555