反復と偶然展

石川の国立工芸館にて、「反復と偶然展」が2025年2月24日まで開催しています。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
本展は「反復」と「偶然」という工芸やデザインを特徴づけるふたつの性質に注目し、国立工芸館の所蔵品をご紹介する展覧会です。
同じ動きの繰り返しで造形されるものや、同じ図柄を連続させたり幾何学模様を施すことは、洋の東西を問わずあらゆる工芸やデザインにみられます。たとえば、竹工や織物は「編む、織る」という反復動作が直接作品の形状や模様につながります。また、食器などでは用途の異なるものを同じかたちに揃えることで統一感が生まれますし、同じかたちのパーツで構成された物品は、見る人や使う人に心地よいリズムを感じさせます。
一方で、自然素材は木目や節の具合などひとつとして同じものがなく、制作工程での火力や温湿度、力の加減や歪みといった完全にはコントロールできない偶然性も工芸の特質です。この人為を超えた作用が、作品の味わいとなることも少なくありません。あるいは、本来均質な製品の量産を目指すデザインに、あえて偶然できたような風合いをもたせることで、量産品らしからぬ存在感が備わることもあります。
反復と偶然がおりなす工芸とデザインの多様な表現の魅力をお楽しみください。
【関連イベント】
●トークセッション「“反復と偶然”がもたらす工芸の魅力」
日時:2月9日(日) 13:30~15:00
会場:国立工芸館 多目的室
登壇者:宮田亮平(東京藝術大学名誉教授、国立工芸館顧問)
聞き手:三木敬介(国立工芸館工芸課主任研究員、本展担当者)
定員:45名(先着順)
参加費:無料(要観覧券)
※要申込み
開催期間 | 2024/12/17(火)~2025/02/24(月) |
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時間 | 9:30~17:30(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(2/24は開館) |
入場料 | 一般300円/大学生150円 |
会場 |
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お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | https://www.momat.go.jp/craft-museum |
詳細URL | https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/r6-02 |