アナタにツナガル

遠くて近い、アナタに愛を。
たとえば介護問題のように、一見美術館とは縁遠く見える存在をテーマに、その向こう側「彼方(あなた)」にコンタクトしようとするアーティストたちがいる。
歳をとること。からだの自由がきかなくなること。「美術」はそうした現実とは無縁のものと考える人もいるかもしれない。老いや障がい、介護、壊れていくコミュニティ、そうしたさまざまな社会の現実に対峙することも、アートの仕事である。
美術は本当は、他者とつながる術。なにかと、だれかと、つながるための手段、それが表現の始まり。日常の生活の中から、日々生まれてくるものをすくいあげながら、言語や文化など見えない境界を越えて、「他者」という本当は無限に遠いかもしれない存在に、手をさしのべようとするアートという名の挑戦をご覧いただきたい。
本展では世界をまたにかけて活躍する折元立身のパフォーマンス、岩井成昭の地域リサーチから始まるメディアを駆使したインスタレーション、新潟で活躍する障がいのあるアーティスト神林美樹と田中仁、そしてそれを支える角地智史の写真というメディアを問うアプローチが披露される。
【関連イベント】
●トーク「障がいとアート つくるをささえる/つくるをつなげる」
出演:角地智史(本展出品作家/アートキャンプ新潟)
聞き手:塩田純一(当館館長)
日時:2月28日(日) 14:00~15:30
会場:新潟市美術館 講堂
定員:80名
※聴講無料、事前申込不要
●アーティストトーク 折元立身
出演:折元立身(本展出品作家)
日時:3月6日(日) 14:00~15:30
会場:新潟市美術館 企画展示室
※要当日観覧券、事前申込不要
●アーティストトーク 岩井成昭×ナシモトタオ
出演:岩井成昭(本展出品作家)、ナシモトタオ(映像作家、国際映像メディア専門学校映画プロデュース科 科長)
日時:3月13日(日) 14:00~15:30
会場:新潟市美術館 講堂
定員:80名
※聴講無料、事前申込不要
※詳細は公式サイトを参照ください
開催期間 |
2016/02/13(土)~2016/04/10(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9:30~18:00(ただし、券売は17:30まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、3/21は開館)、3/22 |
入場料 | 一般1,000円/大学・高校生800円/中学生以下無料 |
参加アーティスト | 折元立身・岩井成昭・神林美樹・田中仁/角地智史 |
会場 |
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会場電話番号 | 025-223-1622 |
会場URL | http://www.ncam.jp/ |
詳細URL | http://www.ncam.jp/exhibition/2583/ |