生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村
伊藤若冲(享年85、1800年没)は、京都にある青物問屋の長男として生まれ、23歳の時に家業を継ぐ、30代中頃には参禅して「若冲居士(こじ)」の号を与えられ、40歳で隠居して絵を描くことに本格的に専念する。
一方、与謝蕪村(享年68、1783年没)は、大坂の農家に生まれ、20歳頃に江戸へ出て俳諧を学ぶ。27歳の時、俳諧の師匠の逝去を機に、北関東や東北地方をおよそ10年間遊歴する。その後40歳頃から京都へ移り、俳諧と絵画のふたつの分野で活躍した。
若冲は彩色鮮やかな花鳥図や動物を描いた水墨画を得意とし、蕪村は中国の文人画の技法による山水図や、簡単な筆遣いで俳句と絵が響き合う俳画を得意としていた。一見すると関連がないようだが、ふたりとも長崎から入ってきた中国・朝鮮絵画などを参考にしている。
本展は、伊藤若冲と与謝蕪村の生誕300年を記念して開催するもので、若冲と蕪村の代表作品はもちろん、新出作品を紹介するとともに、同時代の関連作品を加えて展示する。人物、山水、花鳥などの共通するモチーフによって対比させながら、彼らが生きた18世紀の京都の輝かしい一断面をご覧いただく。
※会期中展示替えあり
【関連イベント】
●講演会「東西ルネッサンス対決」
日時:8月22日(土) 13:30~15:00
講師:宮下規久朗(神戸大学大学院教授)、辻 惟雄(MIHO MUSEUM館長)
場所:南レクチャーホール
※当日先着順100名
開催期間 |
2015/07/04(土)~2015/08/30(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~17:00(入館は閉館1時間前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、7/20は開館、7/21は閉館) |
入場料 | 一般1,100円/大学・高校生800円/小・中学生300円 |
参加アーティスト | 伊藤若冲、与謝蕪村 |
会場 |
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会場電話番号 | 0748-82-3411 |
会場URL | http://miho.jp |