われらの時代:ポスト工業化社会の美術

いつの時代にあっても、時が経てば、自ずと「コンテンポラリー(同時代)」が変わる。同時代の美術を対象とする金沢21世紀美術館も開館してから10年が経った。これを機に、「ザ・コンテンポラリー」と題して改めて美術の今を問い直す3つの展覧会を開催する。
本展はその第一弾として日本に焦点をあて、主に2000年以降に活躍する作家10人(組)を紹介するものだ。キーワードは「関係性」「日常」「メディア」「ヴァナキュラー」。日本はいま、自動車産業や建設業といった工業を中心とする社会からサービス業や情報産業へ軸足を移した社会へと変化してきている。また、少子高齢化や地方の疲弊の進行、孤独死の増加といった新たな社会問題が生まれる中で、その緩和や解消の方法のひとつとして「つながり」をつくろうとする試みや、「地域」の魅力を再評価しようとする動きも強まっている。一方、SNSやスマートフォンによる常時接続の普及など個人メディアが刻々と発達と進化を遂げる時代でもある。
本展ではこのような今の日本の姿を「ポスト工業化社会」という言葉で表した。こうした時代に生きる10人(組)の作品を通じて、今の美術を探る。
開催期間 |
2015/04/25(土)~2015/08/30(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、7/20、8/17は開場)、7/21 |
入場料 | 一般1,000円/大学生800円/小中高生400円/65歳以上の方800円 |
参加アーティスト | 大久保あり、金氏徹平、宇川直宏、小金沢健人、泉太郎、三瀬夏之介、束芋、スプツニ子!、八木良太、アルマ望遠鏡プロジェクト(国立天文台+PARTY+Qosmo+Epiphany Works) |
会場 |
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会場電話番号 | 076-220-2800 |
会場URL | http://www.kanazawa21.jp/ |
詳細URL | https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1724 |