2015年は、享保元年(1716)に59歳で没した尾形光琳の300年忌にあたる。それを記念して、根津美術館が所蔵する「燕子花図屏風」とMOA美術館が所蔵する「紅白梅図屏風」、光琳が描いた2点の国宝の屏風を中心とする特別展が開催される。
このふたつの屏風にもうかがわれる光琳のデザイン性に、あらためて注目したいと思う。光琳は、京都の高級呉服商を生家として美しい衣裳に囲まれて育ち、また縁戚にもあたる本阿弥光悦や俵屋宗達によって生みだされた江戸初期の装飾芸術に親しみ、かつ新しい時代の感覚も取り込んで、独自の世界をつくりあげた。
本展では、光琳の「模様」のような屏風の系譜を宗達からたどり、光悦に関わりのある雲母や金銀泥による木版摺りが光琳に与えた影響を探り、さらに漆器の図案や弟・乾山の陶器の絵付けなども含めたデザイナー・光琳の営みを総覧する。
【関連イベント】
●講演会「光琳アート&デザイン」
日時:4月19日(日) 14:00~15:30
場所:根津美術館 講堂
定員:130名
講師:内田篤呉(MOA美術館館長)
※要事前申込み
●シンポジウム「光琳デザインの秘密」
日時:5月3日(日) 13:30~16:30
場所:根津美術館 講堂
定員:100名
パネリスト:江村知子(東京文化財研究所 主任研究員)、中部義隆(大和文華館 学芸部長)、マシュー・マッケルウェイ(コロンビア大学教授)
司会:野口 剛(根津美術館 学芸第二課長)
※要事前申込み
開催期間 |
2015/04/18(土)~2015/05/17(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~17:00(5/12~5/17は19:00まで開館/いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし5/4は開館) |
入場料 | 一般1,200円/学生(高校生以上)1,000円/中学生以下は無料 |
参加アーティスト | 尾形光琳 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-3400-2536 |
会場URL | http://www.nezu-muse.or.jp/ |
詳細URL | http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html |