高松次郎ミステリーズ

高松次郎とは何者か? こんがらがったヒモ、光と影のたわむれ、おかしな遠近法の椅子やテーブル、たわんだ布、写真を撮った写真、そして単純さと複雑さをあわせもつ絵画…。1960年代から90年代まで、現代美術の世界をクールに駆け抜けた男のミステリーを解明する。
高松の作品は、時期によって見かけも素材もばらばらである。そして、そのことが「高松次郎」というアーティストを少しわかりにくくしてきた。しかし、ばらばらな作品を詳しく見ていくと、いくつかの形や考え方が繰り返し現われることに気づく。背後に一貫したつながりが潜んでいるのである。
この展覧会は約50点のオブジェや彫刻、絵画、および約150点の関連するドローイングによって、近年、世界的な評価をますます高める高松の制作を紹介するものだ。アーティストの広大な思考世界を追体験しながら、作品に込められた謎を解くわくわく感を、どうぞ会場で味わっていただきたい。会場構成はトラフ建築設計事務所、グラフィック・デザインは菊地敦己が手掛けることにも注目だ。
【関連イベント】
●講演会「高松次郎を知る人々(仮題)」
高島直之(美術評論家、武蔵野美術大学教授)、堀浩哉(美術家、多摩美術大学教授)
日時:12月6日(土)14:00~15:30(開場は開演30分前)
場所:地下1階 講堂
※聴講無料、申込不要、先着140名
●スピンオフ企画 座談会「展覧会をつくる」
鈴野浩一・禿真哉(トラフ建築設計事務所)、菊地敦己
聞き手:保坂健二朗
日時:12月20日(土)14:00~15:30(開場は開演30分前)
場所:地下1階 講堂
※聴講無料、申込不要、先着140名
●高松次郎バースデー記念ミステリーイベント
日時:2015年2月20日(金)18:00~19:30
開催期間 |
2014/12/02(火)~2015/03/01(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~17:00(金曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、2015年1/12は開館)、12/28~2015年1/1、1/13 |
入場料 | 一般900円/大学生500円/高校生以下および18歳未満、障害者手帳などを提示の方とその付添者(1名)は無料 |
参加アーティスト | 高松次郎 |
会場 |
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会場URL | http://www.momat.go.jp/ |
詳細URL | http://www.momat.go.jp/Honkan/takamatsujiro/index.html |