たくましく働く農民や自然の様子に温かいまなざしを向け、ありのままの姿を描いたジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)。フランスのノルマンディー地方の格式ある農家に生まれたミレーは19歳で画家の修業をはじめ、その後パリ滞在中には生活のために風俗画や裸婦像も手がけ、1849年、パリ郊外のバルビゾン村に家族で移住した。
1850年代にボストン出身の画家がバルビゾンに定住し、その後ミレーの名品を母国に持ち帰ったことから自然を愛したボストン市民の間にミレー愛好熱が高まり、フランスを凌ぐほど優れた作品を市民が愛蔵した。1876年のボストン美術館開館後、市民がコレクションを寄贈し、多くのミレー作品がボストン美術館に所蔵されている。
本展では、ミレー生誕200周年記念として、『ボストン美術館3大ミレー』と言われる《種をまく人》、《刈入れ人たちの休息(ルツとボアズ)》、《羊飼いの娘》をはじめ、選りすぐりのミレーの作品25点を中心に、バルビゾン村で活動したコロー、ディアズ、ルソーらバルビゾン派の画家、またミレーの影響を受けたクロード・モネらフランスの画家の作品など、総点数64点を展覧する。
開催期間 |
2014/10/17(金)~2015/01/12(月) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(金曜[祝日と1/2を除く]は20:00まで、入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 年末年始(12/27~2015年1/1)、月曜日(ただし祝日・振休の場合は開館。1/5も18:00まで開館) |
入場料 | 一般1,600円/高校・大学生1,000円/小・中学生500円 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-5777-8600 |
会場URL | http://mimt.jp/ |
詳細URL | http://mimt.jp/millet/ |