谷山恭子「なぜその風景が面白いのか」

谷山恭子《Lat /Long Project》2012年 谷山恭子《Lat /Long Project》2012年

インテリアや建築の断片を構成して風景を作り出す谷山恭子。近年は歴史や生活、文化に踏み込んで、時には個人から物語を聞き取り、人々の記憶と場所が交差する「所在」として浮かび上がらせるプロジェクトや展示を精力的に手がけている。

今回の公開制作に先立って谷山は、府中市の住民にインタビューを行い、また市内を探索して気になった風景を写真に収めている。ここには、谷山が感応した、どこか懐かしい色や形、素材が散りばめられている。現在、作家は遠く離れたオランダにいて、府中の風景写真をトレースし、ドローイングを描きためている。

そして公開制作「なぜその風景が面白いのか」では、収集した建物や景観の部分を立体に作り直し、公開制作室の空間に置いていく。くらしの中に隠れていた風景が、谷山恭子によって新たに生命を得ていくプロセスをお楽しみいただきたい。

【関連イベント】
●ワークショップ「お気にいりの風景を集めて、手のひらに乗せてみよう」
日時:10月10日(月・祝) 13:30~16:00
対象:小学校4年生以上
定員:15名
費用:300円(材料費)
講師:谷山恭子
※要申込み

開催期間 2016/07/16(土)~2016/10/30(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00
休館日 月曜日(10/10をのぞく)、9/12~9/30
入場料 無料
参加アーティスト 谷山恭子
会場
  • 府中市美術館
  • 1階公開制作室
  • 東京都府中市浅間町1丁目3番地
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
詳細URL https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kokai/kokaiitiran/kokai_taniyamakyoko.html