菊池敏正「対峙する客体 – 形態の調和と造形 -」

「Geometrical Form-029」 2015年 60×60×70cm Woodcarving, urushi, pigment(檜、漆、顔料) 「Geometrical Form-029」 2015年 60×60×70cm
Woodcarving, urushi, pigment(檜、漆、顔料)

古典作品の技法材料を研究し、現代美術との融合をコンセプトに乾漆や木彫の立体作品を制作する菊池敏正の展覧会「対峙する客体 – 形態の調和と造形 -」が、ポーラ ミュージアム アネックスで開催される。

心の奥底に届けられる「静寂」。自分の内側へ静かな時間がゆっくりと横たわっていくような感覚を覚える。木彫や乾漆など日本伝統の技法で生み出される、数理模型(関数から成り立つ立体)やウニや骨などをモチーフとした、自然科学の調和された美しい作品たち。それらは、そのもの自体が持つフォルムが純粋な美をたたえている。躍動する生命感とは対極でありながら静謐で時には強靭な美を放つ、さまざまな形。無音の世界に身をおくように、ゆっくり作品と対峙すれば、いつもとは違う“物”への視点が生まれていく。「学術の中に美しさがある」と菊池は言う。

“美しいかたち”と向き合う静かで濃密なひとときは、自身と向き合う新たな“気づき”の時間でもある。

開催期間 2016/07/16(土)~2016/07/31(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~20:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
参加アーティスト 菊池敏正
会場
  • ポーラ ミュージアム アネックス
  • 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場URL http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
詳細URL http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/upcoming/index.html