Ascending Art Annual Vol.2 まつり、まつる

若手女性作家グループ展シリーズ

(左上)久保寛子『土頭(つちあたま)』(右上)市原えつこ『デジタルシャーマン・プロジェクト(左下2点) スクリプカリウ落合安奈『KOTOHOGI』(右下)桝本佳子『橘/皿』 (左上)久保寛子『土頭(つちあたま)』(右上)市原えつこ『デジタルシャーマン・プロジェクト
(左下2点) スクリプカリウ落合安奈『KOTOHOGI』(右下)桝本佳子『橘/皿』

若手女性アーティストを中心に紹介する展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」が、スパイラルガーデンで開催される。

第2回目のテーマは「まつり、まつる」。「祭り」「奉り」「祀り」「政り」「纏り」など、さまざまに表される「まつり」は、神を祀る(まつらう)から派生し、祈祷・祝祭はもとより、政治や衣服、そして関係性を尊ぶなど多様な意味を持つ。

産業を取り巻く構造が変化し、土地や慣習に暮らしが縛られない現在。アーティストたちは、祭礼や偶像崇拝、文様などに向き合い、場と時と人々を独自の手法でつなぎ直そうと試みている。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など便利さが優先される時代に、あえて不合理な営みを取り入れ、共感や興奮、畏怖、時に反発などの感情を生み出す「まつり」は、新たな共同体の維持装置になりえるのだろうか。

本展では、フィールドワークやリサーチにもとづき、メディアアートや彫刻、写真、陶磁器など、それぞれの技法で作品を制作する、市原えつこ、久保寛子、スクリプカリウ落合安奈、桝本佳子の4組を紹介。私たちの足元にある文化を紐解き、歴史と対話しながらも、既存の枠組みにとらわれない発想と柔軟な切り口から生まれる作品の数々。アーティストたちの試みの先に広がる、現代社会における「まつり」の可能性をぜひお楽しみいただきたい。

【関連イベント】
●久保寛子 作品公開制作
日時:7月18日(水) 11:00~20:00
会場:スパイラルガーデン
※申込み不要、観覧無料

●市原えつこ トーク「日本の弔い、祭、儀式のリデザイン」&「顔面3Dスキャン体験」
日時:7月28日(土) 14:00~15:30
会場:スパイラルガーデン
※申込み不要、参加無料

※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください

開催期間 2018/07/19(木)~2018/08/05(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~20:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
参加アーティスト 市原えつこ、久保寛子、スクリプカリウ落合安奈、桝本佳子
会場
  • スパイラルガーデン
  • 東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F
お問い合わせ 03-3498-1171
会場URL http://www.spiral.co.jp/
詳細URL http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2677.html