菅 木志雄「あるというものはなく、ないというものもない」
東京の小山登美夫ギャラリー 六本木にて、「菅 木志雄『あるというものはなく、ないというものもない』」が2024年6月8日まで開催しています。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
菅木志雄(1944-)は、60年代末~70年代の芸術運動「もの派」の主要メンバーとして活動後、50年以上独自の世界への視点と鋭敏な感覚で作品制作を行い、同時代を生きる戦後日本美術を代表するアーティストとして新たなフィールドを切り開いてきました。
菅は、木、石、金属、ロープなどのありふれたものを時に融和、時に対峙させながら配置し作品として表します。それはものを単独で存在させるのではなく、「もの」と「場」、「もの」と「もの」が相互に依存し合う「連関性」や「差異」、「複雑性」を表わす事で、その「もの」ならではの存在性を最大限に引き出しており、見たことのない新しい景色、状況を鑑賞者に提示してきました。
それにはまず「石を『これはもしかして石ではないのかもしれない』とまで考える」というように、ものの意味や既成概念を徹底的に問い直すことが制作の重要な過程となります。作品の素材でしかなかった「もの」自体や、ものを知覚する「人間」、それらを取り囲む「自然」へ目を向け、あらゆるものは対等な関係であり、それが普遍的な世界のあり方だと菅は捉えているのです。
その先駆的な考えはすでに活動初期の20代の頃から確立されており、作庭家 重森三玲や、京都学派、インド哲学の中観論に共鳴しながらいまもなお独自の思考を深化し続けていることが、菅の作品世界に自由な現代性を生みだしていると言えるでしょう。
菅作品は国際的にも高い評価を得ており、ポンピドゥ・センター、テート・モダン、M+、グッゲンハイム・アブダビ、スコットランド国立美術館や、東京国立近代美術館、東京都現代美術館をはじめ国内外多数の美術館に収蔵されています。いままでに国内外約400回以上の展覧会歴があり、今年2024年4月8日から7月21日には、中国の和美術館で大規模な個展「Corresponding Space」も開催いたします。
開催期間 |
2024/04/27(土)~2024/06/08(土) ※イベント会期は終了しました
|
---|---|
時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日曜日、月曜日、祝日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 菅木志雄 |
会場 |
|
会場電話番号 | 03-6434-7225 |
会場URL | http://tomiokoyamagallery.com/ |
詳細URL | https://marph.com/pr/N-b676355b-d95f-43da-9a1d-7f2c2cecc0f7-661f337c063156.19437786 |