久保寛子個展「ヒト新世の群像-A GROUP PORTRAIT OF ANTHROPOCENE-」

久保寛子《ヒト新世の群像》2022年、サイズ可変、ブルーシート、シート紐、 ハトメ、糸、鉄 久保寛子《ヒト新世の群像》2022年、サイズ可変、ブルーシート、シート紐、 ハトメ、糸、鉄

兵庫のGallery Yamaki Fine Artでは、気鋭のヴィジュアルアーティスト、久保寛子の個展「ヒト新世の群像-A GROUP PORTRAIT OF ANTHROPOCENE-」を7月9日まで開催します。2度目の個展となる本展では、久保がヱビデンギャラリー(広島)で2022年1月に発表をした「ヒト新世の群像-A Group Portrait of Anthropocene-」を中心に、新作と合わせて紹介します。

久保寛子は、1987年広島県生まれ、テキサスクリスチャン大学美術修士課程を修了後、現在広島県を拠点に活動しています。先史芸術や民族芸術、文化人類学の学説に取材しながら、生活に身近な素材を用いて農耕や偶像をテーマに制作される久保の作品は、その土地の環境に呼応しながら、人間の創造的な営みや想像力のダイナミズムを見る者に示してきました。

今回久保は、ブルーシートを素材にした巨大な作品を新たなインスタレーション作品として、画廊の中いっぱいに繰り広げます。キーワードは「ヒト新世(Anthropocene)」。人類の活動が、かつての小惑星の衝突や火山の大噴火に匹敵するような地質学的な変化を地球に刻み込んでいることを表す地質学の造語です。

本展では、独自の彫刻的視点から、神話や歴史を紐解き作品を展開してきた久保が、私たちの現在と未来における創造を問おうと試みます。目の前に展開された群像図は、死と生、破壊と建設、非日常と日常が混交となり、現代社会を生きる新しい人間の物語として、見る者の前に立ち現れることでしょう。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》

開催期間 2022/06/04(土)~2022/07/09(土)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~13:00、14:00~18:00
休館日 日曜日、月曜日
入場料 無料
参加アーティスト 久保寛子
会場
  • Gallery Yamaki Fine Art
  • 兵庫県神戸市中央区元町通3-9-5 2F
会場電話番号 078-391-1666
会場URL http://gyfa.co.jp/
詳細URL https://gyfa.co.jp/exhibition/hiroko-kubo%e2%80%95-a-group-portrait-of-anthropocene-%e2%80%95.html