みんなで「わたしの25」- 株式会社ルーセントデザイン

[PR]
みんなで「わたしの25」- 株式会社ルーセントデザイン

デザイン情報サイト「JDN」は、インターネット黎明期の1997年にスタートして以来、四半世紀にわたりデザインに関する情報を発信してきました。読者のみなさま、これまで記事にご登場いただいたクリエイターのみなさまに支えられ、2022年10月に創刊25周年を迎えました。そこで、これまでにご登場いただいたクリエイターや企業のみなさまから、ご自身や「デザイン」の25年を振り返るコラムをお寄せいただく特集「みんなで『わたしの“25”』」を公開しています。

今回は、多彩なテクノロジーと美の表現で「光」「空間」「人」「インタラクション」が融合するエモーショナルな光のアート&デザインワークを手がける、株式会社ルーセントデザイン。同社の代表で、アーティストの松尾高弘さんよりコメントをいただきました!

JDN25周年おめでとうございます。25といえば、私が25歳の時を思い出します。地元の会社で働きながら、アーティストとしてのキャリアを初めて意識した最初の年でした。

きっかけは、ヨコハマポートサイドギャラリーで個展を開催したことでした。それを縁に、2009年にはミラノサローネでのCANON「NEOREAL」で海外のプロジェクトを経験。その後、いろいろな企業やブランドとプロジェクトをご一緒し、いまにつながっています。そしてそのたびにJDNには活動や作品を取り上げていただきました。

これからも大切な節目でJDNに紹介していただけるように、光のアートを探求し続けたいと思います。

松尾高弘の最新情報

■「光の結晶化」をテーマにした展覧会「Takahiro Matsuo “Light Crystallized”」
LUCENT率いる、光のアーティスト松尾高弘による展覧会。本展では「光の結晶化」をテーマに、現象として消えゆく形のない光やその輝きを、一つ一つアート作品として物質化し可視化します。松尾が独自に扱うプリズム光学樹脂やクオーツ(石英)ガラス、光学ガラスによるプリズムアートやガラスの作品群を初公開しています。

Prism Flower Wall (2022) 素材:プリズム光学樹脂・ステンレス

Prism Flower Wall (2022) 素材:プリズム光学樹脂・ステンレス

●展示会概要
会期:2022年11月23日(水・祝)~2023年1月22日(日)
※年末年始の12月30日(金)~2023年1月3日(火)、1月10 日(火)は休館
※祝日の1月9日(月)は開館
会場:BAG -Brillia Art Gallery-
入場料:無料
URL:https://www.brillia-art.com/bag/

●プロフェッショナル向けギャラリーツアー
会期中、アーティスト松尾高弘(株式会社ルーセントデザイン代表)が、アートやインテリア関係、照明、建築等の幅広い分野のプロの方向けに、作品や展示を解説・ご案内するギャラリーツアーを実施します。
時間:閉館後19:30頃~21:00頃まで
予約制:1日2組限定 ※ご予約順
予約方法は以下URLより:
https://www.brillia-art.com/bag/exhibition/11.html#event

■同時開催“EMISSION” ギャラリーショップ
「Takahiro Matsuo “Light Crystallized”」同時開催として、松尾高弘がディレクターとして率いるアートブランド+スタジオ「EMISSION」のギャラリーショップもオープンしています。ショップ内には、国内初披露のアート照明から虹色の色彩を放つプリズムジュエリーまで、豊富なアートプロダクトが並びます。

「EMISSION」ギャラリーショップ店内画像

EMISSIONが提案するのは、光の輝きを結晶化するようなアートプロダクト。軽やかで透明なプリズムの色彩と輝きを生み出すプリズム光学樹脂をメインマテリアルとする、クオーツガラスや金属によるインテリアオブジェや、軽くて身に着けやすいプリズムジュエリー作品は、特別な空間や日常に上質な輝きを与えます。

LUCENTの設立10年を迎えた松尾の現在にいたる思考の拡張や、アートやプロダクトなどフィールドを変化させながらも、一貫したコンセプトを感じられる本展。冬の季節ならではの輝きと透き通った光のアートをお楽しみください。

■世界的に希少な“クオーツガラス”と光を使用した作品群を初公開
LUCENTのスタジオでは日々、さまざまなマテリアルの研究と試作を積み重ねながら、制作を行っています。今回の展覧会のハイライトとして、無垢な湧き水をそのまま固めたような透明感と光の質感が特徴の“クオーツ(石英)ガラス”をマテリアルとした作品があります。世界的にも希少なマテリアルで、アート作品として使用されるのは、松尾の手がける作品が国内初となります。

QUARTZ WALL #2 (2022) 素材:クオーツガラス・ステンレス

QUARTZ WALL #2 (2022) 素材:クオーツガラス・ステンレス

“クオーツガラス”は、石英(二酸化珪素/SiO2)から製造される、非常に希少性の高い特別なガラスです。一般的な高透過ガラスや、光学ガラスよりも透明度が高く、一般的なクリスタルガラスとは異なって鉛を一切含まないことから、湧き水のように高純度の透明感と、繊細で無垢な輝きが魅力の素材です。厚みがある塊でも、色やにごりがみえることがなく、さらに透過物が屈折して見えることもありません。通常は、半導体や光学製品の産業用途のみで使用されているため、気泡が混入していないことも特徴の一つです。

LUCENTでは、この特別な素材を扱うことができる国内の工場と連携し、クオーツガラスを上質なアートやプロダクトとして世界に展開するプロジェクトを立ち上げました。ガラスは、製造工程で発生したロス材を利用しています。一点一点時間をかけて、ガラスが本来持っている水面のような模様や透明な質感を生かしながら、それに職人の切削や研磨加工を施し、唯一無二の形と質感を作り出しています。

松尾高弘

松尾高弘

1979年生まれ、福岡県出身。株式会社ルーセントデザイン代表。EMISSIONディレクター。九州芸術工科大学大学院修了。映像、照明、オブジェクト、インタラクションと、美的表現による光のインスタレーションを中心に、自ら制作する映像やライティング、プログラミングなど、多彩な表現やテクノロジーによるアートワークを一貫して手がける。自然界の現象と法則性、イマジネーションによる繊細な光の表現とエモーショナルな作品群によって、都市や商空間のパブリックアート、世界各国のエキシビション、ラグジュアリーブランドのためのアートワークなど、国際的に幅広く展開している。

LUCENT:https://www.lucent-design.co.jp/
EMISSION:https://emission-art.com/
EMISSION ONLINE GALLERY:https://shop.emission-art.com/