みんなで「わたしの25」- 株式会社JDN(4)

みんなで「わたしの25」- 株式会社JDN(4)

デザイン情報サイト「JDN」は、インターネット黎明期の1997年にスタートして以来、四半世紀にわたりデザインに関する情報を発信してきました。読者のみなさま、これまで記事にご登場いただいたクリエイターのみなさまのおかげで2022年10月に創刊25周年を迎えました。

そこで、これまでにご登場いただいてきたクリエイターや企業のみなさまから、ご自身や「デザイン」の25年を振り返るコラムなど、メッセージをお寄せいただく特集「みんなで『わたしの“25”』」を公開します。

今回は番外編として、「JDN」の中の人である、社内メンバーによる「25」にちなんだコラムをまとめてご紹介します!

2億5千万年前に思いを馳せる

「“25”にまつわるコラム」と聞いたときに人々が思いを馳せるのは、「25歳の頃のこと」、「25年前のこと」、そして「2億5千万年前のこと」ではないだろうか。2億5千万年前といえば中生代の初期、恐竜があらわれた時代だ。

そして宇宙の歴史を1年間に縮めてみる(宇宙のはじまりを1月1日午前0時、いま現在を12月31日の年明け直前とする)と、この中生代の始まりは12月25日にあたる。

ここにもまた「25」が含まれ、不思議なつながりを感じる。(小林 史佳)

25歳から寄り添ってくれている、愛しい存在

25歳のころ、初めて自分で犬を飼いました。今年の夏に天国に行きましたが、とても長生きしました。

かつて私は、犬の訓練士とトリマーの専門学校へ通っており、あみだくじで決まった担当犬の子犬、チョッパーを引き取りました。毎日訓練やカットの練習相手になってもらい、狭いアパートで一緒に暮らし、チョッパーとは、相棒とも、友達とも、子供とも言える存在でした。

それから、私の結婚や出産で環境が変わってもずっと一緒でした。とっても賢く、ただただかわいいチョッパーは、いまでも傍で寄り添ってくれている気がします。(堤 真由子)

25年前に購入したジャンク品

1977年頃の製品で“デノン”が“デンオン”と呼ばれていた当時のエントリークラスLPプレイヤー 「DENON DP-1600」です。

中古オーディオショップでジャンク品扱いで投げ売りされていたのを記憶しています(笑)。ストロボスコープが点灯せず、今も点灯しませんが、購入当時は25年後のいまなお所有していることを想像もしていませんでした。

肝心の音はどうかというと、“中庸の美”とでもいうのでしょうか?「あっ、これで全然いいじゃん!」という満足のいく音で、コスパは十分。アナログの良さは、柔らかく、拡がりと奥行きのあるサウンドと感じています。

この奥行きや隙間にミュージシャンのパッションやスタジオのテンションを感じながら、5年後の30周年にまたご紹介できるよう大切にしていきたいと思います。(成瀬 慶訓)

感謝を忘れず、次の25年に繋げていく

25年間、JDNをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

わたしの25年前は親会社である丹青社の購買企画室で、デザイナーと連携して多店舗展開されるお客様向けに集中購買の仕組みを作っていました。夏に、過去にないトラブル物件が発生し、途中から現場責任者を引き継ぎ、どうにか納めることができた年でした。これをきっかけに制作部門に戻り、その後事業部の業務部、開発部、企画室、デザイン統括部と新たな仕事が続き、JDNに来ました。

送別会の時に部下たちからもらったのが、「TATEOSSIAN(タテオシアン)」のカフスです。色々なことが思い出され、思わず涙してしまいました。

振り返るといつも誰かに助けられた25年だったと思います。これからも感謝の心を大切に、次の25年に繋げていきたいと思います。(宮内 愼悟)