編集部の「そういえば、」-“そうぞう”からはじまる3日間

編集部の「そういえば、」-“そうぞう”からはじまる3日間

そういえば、コクヨ東京品川オフィスTHE CAMPUSで3日間開催された「Featured Projects 2024」に行ってきました。

「Featured Projects 2024」は、昨年スタートした領域横断型のデザインの祭典。昨年は初開催にもかかわらず、事前登録者数が約6,000名、実際の来場者は約4,800名。そのうち約8割がデザイナーやクリエイティブ職で、ものづくりへの関心が高い人々が集まりました。プロジェクトの主宰者は、クリエイティブプロデューサーの後藤あゆみさんとデザイナーの相樂園香さんです。

今回は「“そうぞう”からはじまる」をテーマに、トークセッションやクリエイターズマーケットなど多種多様なプログラムが実施されました。

トークセッションでは、日本デザインセンターの三澤遥さんや『Pokémon Sleep』プロデューサーの小杉要さん、WOTA株式会社 代表取締役の前田瑶介さん、テキスタイル/デザインレーベル・YUKI FUJISAWA主宰の藤澤ゆきさん、美学者の伊藤亜紗さんなど50名を超えるクリエイターが参加。事前予約で早々に満席になった回も多く、期待の高さを感じました。

写真は祖父江慎さん×藤田佳子さん×三重野龍さんによるトークセッション。テーマは「人生の折り返し地点。改めて向き合う“そうぞう”の旅」

(左)グラフィックデザイナーの青山希望さん(non Editions)は、自身のアートワークを使ったプロダクトブランド「uki by non Editions」を出展(右)デザインラボ「HONOKA」は、2023ミラノサローネ・サテリテでグランプリを受賞した「TATAMI ReFAB PROJECT」の作品を出展

JDNはメディアスポンサーとして参加し、会場ではフライヤーを設置。フライヤーのデザインを手がけていただいたのは、アートディレクター/プロダクトデザイナーの佐々木拓さんです。JDNが運営する4つのメディア「JDN」「登竜門」「デザインのお仕事」「デザインノトビラ」がデザイナーやクリエイターの人生によりそうこと、そしてデザインを巡るというイメージを可視化していただきました。

真ん中が、佐々木拓さんデザインのJDNフライヤー

佐々木さんをはじめ、さまざまなデザイナーのステッカーを販売・展示するTHINK OF THINGSのオリジナル企画「STICKER STAND」も出展。200種類以上のステッカーに来場者は釘付けでした

ちなみに、後藤あゆみさんと相樂園香さんは渋谷エリアを舞台に開催された、デザインフェスティバル「Design Scramble」の主宰者でもあります。過去のインタビューと同様、さまざまな人を巻き込み、場づくりを実践していく実行力の強さやイベントにかける情熱を変わらずお二人から感じることができました。

今後このプロジェクトがどのように変化していくのか、さらに多くの人を巻き込み、いろいろな人の“そうぞう”の発露の場となることを楽しみにしたいです。

(石田織座)