パッケージデザインの⼊り⼝

学生や若手デザイナーのためのパッケージデザインの見本帳

パッケージデザインの⼊り⼝

パッケージデザインに興味のある方、パッケージデザインを志す学生や初学者を対象に、国内外のすぐれたパッケージデザイン150点ほどを厳選して紹介する「パッケージデザインの⼊り⼝」。

グラフィックデザイナー・小玉文さんの初の著書である本書では、パッケージデザインの考え方を「大事にしたい」「魅力的にしたい」「良さを伝えたい」「使いやすくしたい」という大きく4つに分類し、それぞれの考え方でデザインされたすぐれたパッケージデザインの実例を解説しています。

ただ見本を載せるだけではなく、特徴を丁寧に伝えたうえで、「なぜこのデザインになるのか」「そしてどのような考えでつくられているのか」についても触れており、パッケージデザイン考案の“切り口”が把握できる構成になっています。また、関連する知識や役立つ情報などもコラムや巻末にまとめて掲載。歴史に残る有名な作品や珍しい作品、CMや店頭でおなじみのあの商品のパッケージの逸話なども紹介されています。

デザインとしての見た目の美しさや魅力だけでなく、「つつむ」という機能的でユーザー体験的な側面も持っているパッケージデザイン。印刷技術やデザインツールの知識だけでなく、インキや塗料、梱包材などの材料の知識、製造工程に関する工業的な知識も必要となるため、敷居が高いと考えている方も多いかもしれません。本書はパッケージデザインの「心」をつかみ、デザインをはじめるきっかけがつかめる一冊です。

なお、通常版の表紙は「包装紙で包まれている風の印刷」ですが、10月28日に実施のオンラインセミナーで入手できる特装版は、著者である小玉さんが1冊ずつ手で折って制作を行っているということも特徴です。

【関連オンラインセミナー】
●思わず手に取りたくなる!パッケージデザイン+αのつくりかた
日時:2021年10月28日(木)
場所:オンライン
https://bit.ly/mdnbauya44

発行 株式会社エムディエヌコーポレーション
著者 小玉文
仕様 B5変型判、176ページ、オールカラー
価格 3,300円(税込)
ISBN 978-4-295-20210-3