もじ鉄 書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標

文字とデザインの鉄道本!

もじ鉄 書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標

鉄道に乗ることが好きな人は乗り鉄。鉄道の写真の撮影が好きな人は撮り鉄。鉄道の模型の収集が好きな人は模型鉄。ならば、鉄道と駅の看板・文字が好きな人は、「もじ鉄」と呼ぼう!

見慣れてはいるけれど、意外としっかり見たことがなかった、いつも利用している駅の看板。本書では、日本全国、北海道から沖縄まで、全鉄道会社・166社(路線)の駅名標を書体とともに写真付きで紹介。鉄道に使われる文字とそのデザインを解説していきます。

ほかにも、2018年に120周年を迎える京急電鉄の協力のもと、京急川崎大師駅のロゴの変遷を辿るなど、鉄道文字に関するコンテンツが盛りだくさんです。

本書の著者・石川祐基さんは、もじ鉄のための鉄道と文字のウェブマガジン「もじ急行」を運営し、同盟のデザイン事務所を主催するグラフィックデザイナー。また、幼い頃からの趣味が高じて、大手私鉄2社にて合計9年間、駅員アルバイトをしていたほどの鉄道ファン。筋金入りの撮り鉄でもあります。この趣味と本業を活かして、駅名標の文字の配置や使われている書体(フォント)、色についてなどを細かく分析しています。鉄道ファンのみならず、デザインに関心が高い人も、楽しく読めて豊富な知識を得ることができるます。

石川祐基(もじ急行)のおすすめコメント

毎日の通勤や通学で目にすることの多い駅の看板にスポットを当て、北は北海道から南は沖縄まで全166社(路線)の駅名標を網羅した、これまでにないスタイルの本です。書体はもちろんですがデザインも地域や会社によって様々であり、駅名の表記や矢印の配置など、基本的には同じフォーマットの中で光る各社の個性が、デザインの勉強にもなりそう? きっと、いつもの駅がワクワクするような場所になるはずです。


発行 株式会社三才ブックス
著者 石川祐基
仕様 A5判、並製、192ページ
価格 1,700円(税別)
ISBN 978-4-86673-022-6