
世界中の本好きを魅了する、南インド・チェンナイの出版社「タラブックス(Tara Books)」。日本でも『夜の木』や『水の生きもの』など、10冊以上が翻訳出版されファンを広げ、2017年6月には『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』が出版され、話題を集めてきた。
タラブックスのトレードマークは、手すきの紙にシルクスクリーンで印刷し、手製本で仕上げた「ハンドメイド本」。そのほか、テーマもかたちもさまざまな、固定概念にとらわれない画期的な本を約120冊刊行している。本書は、タラブックスが生み出す本の魅力の全貌を伝える初のビジュアルブックだ。代表的な31冊を撮り下ろし、絵本の原画から画家たちの制作風景、印刷工房の様子、チェンナイの街の風景まで、多数の写真でタラブックスの本の生まれる土壌を紹介。巻末のロングインタビューでは、タラブックスの代表者2人が、成り立ちから本づくりの哲学、軽やかに挑戦する心、そして持続的な企業としての組織論やビジネスにいたるまで縦横に語る。
発行 | ブルーシープ |
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タイトルデザイン | セキユリヲ |
ブックデザイン | 守谷史世(ea) |
写真 | 吉次史成、松岡宏大、矢荻多聞 |
仕様 | A4判変型並製、176ページ、スリーブ箱入り |
価格 | 2,400円(税別) |
ISBN | 978-4-908356-03-2 |