
オーストリアにある人口20万人の町・リンツは、市民を巻き込みながら最先端のメディアアート・フェスティバルや国際コンペを開催、教育拠点のミュージアムや産業創出拠点のラボを設立、衰退した工業都市を創造都市へ変貌させた。
市民を主体に約40年をかけた町のイノベーションに、都市政策・ブランディングに必要なクリエイティブメソッドを学ぶ。
井口夏実(学芸出版社)おすすめコメント
アルスエレクトロニカは、「最先端のメディアアートが集まる祭典」として有名ですが、最初は一市民が始めた小さな電子音楽のイベントでした。それが、38年をかけて行政や企業、多くの市民を巻き込み、まちと市民の誇りに育った軌跡が描かれています。実際は祭典に留まらず、市民のための教育の場やビジネスチャンスも生み出していて、そのダイナミックな活動を知ると、単なるイベントを超えるアートとまちづくりの関係が見えて来そうです。
発行 | 学芸出版社 |
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著者 | 鷲尾和彦 |
協力 | アルスエレクトロニカ、博報堂 |
装丁 | 藤田康平 |
仕様 | 四六判、256ページ |
価格 | 2,000円(税抜) |
ISBN | 978-4-7615-2641-2 |