
ジャーナリスト・佐々木俊尚による、「暮らし」をテーマにした最新刊。
震災や経済危機を経た不安と混乱のこの時代、人々は何を求めて生きているのだろうか。現在トレンドの「持たない暮らし」や「ていねいな暮らし」に代表されるように、ミニマリズムの実践者たちに注目が集まり、食の安全やていねいな暮らしをサポートするビジネスが求められはじめている。
素朴で健全な食材をネットを通じて提供する企業「オイシックス」、日常の喜びを大切にすることを提案するWebメディア「くらしのきほん」、細やかなニーズに応えるスーパー「成城石井」、シェアハウスよりも緩やかにつながりあう「コレクティブハウス」、Web上で文化を共有するECサイト「北欧、暮らしの道具店」…。
取材を通じて見えてきたのは、「上へ」の上昇志向ではなく、「外へ」のアウトサイダー志向でもない、「横へ」のつながりを大切にする暮らし方。それぞれの企業やメディア、個人の取り組みを紹介しながら、新しく立ち上がりつつある共同体の核心を描き出した、著者渾身の一冊。
出版 | アノニマ・スタジオ |
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著者 | 佐々木俊尚 |
装丁 | 漆原悠一(tento) |
装画 | nakaban |
仕様 | 四六判変型、並製、358ページ |
価格 | 1,600円(税抜) |
ISBN | 978-4-87758-755-0 C0095 |