
コミュニティカフェを開けば、イベントで人を集めれば、「場づくり」になるのか? 人が出会い、つながる「場」は、どのように立ち上がるのか? 著者自身が手掛け、また訪ねた豊富な事例をもとに考える、「人が成長する場」、「他者とつながる場」、「創発を生む場」としての「カフェ」を成立させるための機微と方法論。
岩崎健一郎(学芸出版社)おすすめコメント
本書は、山納さんの前著『カフェという場のつくり方』の最終章で触れられている「カフェが担う公共性」について、多くの事例をもとに掘り下げた一冊です。『カフェという場のつくり方』は、カフェを開業したい人に向けた内容でしたが、本書は、「地域の交流の場となることを目的として開かれるカフェが増えてきた中で、山納さんが良いと言われるカフェはどんなカフェだろう?」という編集者としての疑問からはじまりました。
本書には「コミュニティカフェのつくり方」や「カフェイベントの企画の仕方」が書いてあるわけではありません。「人が成長する場」「他者とつながる場」「創発が起こる場」としてのカフェを成立させるための「機微と方法論」が、前著と同様、非常にリアルな文章で書かれています。
カフェや飲食業に関わる方だけでなく、広く場づくりをされている方に参考にしていただければと思います。
発行 | 学芸出版社 |
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著者 | 山納洋 |
デザイン | 森口耕次 |
仕様 | 四六判、184ページ |
価格 | 1800円(税抜) |
ISBN | 978-4-7615-1361-0 |