2017/8/22 10:15
- デザインコンセプト
- 担当:柿木佑介+廣岡周平/PERSIMMON HILLS architects
「黄金町バザール2016」における黄金町まちプロジェクトの一環として、元違法風俗店舗、通称“ちょんの間”をアーティストのアトリエへと改修する計画。
「黄金町バザール」は、神奈川県横浜市中区の黄金町一帯で、アートによる街の再生を目指して2008年より開催されているアートフェスティバルである。そのため、黄金町はそこかしこにアートがあり、街自体が展示空間となっている。
私たちは既存建築の細長い空間に対して切り込みを入れ、奥行をもった斜めのファサードをつくることを考えた。切れ込みは街と共にあるような場所となり、周囲の建築と異なる軸を持つことによって、道行く人がついつい引き込まれてしまうアトリエ兼展示スペースとなる。ちょんの間の空間形式によって街から活動が隠された状態を、切れ込みによって街へと活動が開かれた状態へと転換している。
所在地 | 神奈川県中区黄金町 |
---|---|
設計 | PERSIMMON HILLS architects/柿木佑介+廣岡周平 |
施工 | 安斉工務店 |
用途 | アトリエ兼ギャラリー |
床面積 | 20m2 |
階数 | 2階 |
構造 | 木造 |
アート | ラファエル・リマ・イトウ |
写真 | 長谷川健太 |