アーティストユニット、magma(マグマ)による新作個展「SYMVOL」が3月12日から4月3日まで、中目黒のアートギャラリー「VOILLD」で開催されました。
magmaは、杉山純さんと宮澤謙一さんによるユニット。樹脂や廃材、電動器具、木などを手作業で組み合わせ創りだす独特な世界観を得意とし、広告美術や空間演出、家具、プロダクトまで幅広く手がけ、一見してクレイジーな作品を制作しています。
筆者は同じ大学出身なのですが、卒業制作で圧倒的に目を引くmagmaのお二人の作品を見て、度肝を抜かれた記憶が鮮明に残っています。それ以来、ファッションブランドの店舗什器や広告などで作品を見かけては、個展を観たいと思っていました。会期は終わってしまいましたが、マグマをまだ知らない人たちへ、魅力の一端をお伝えしたいと思います。会期終了間際に行ったところ、すでに多くの作品がSOLD OUTになっており、コアなファンの存在を感じました。
各作品は異素材のパーツが絶妙に組み合わさっており、見る人によってちがう印象になったり、作品ごとのストーリーを思い浮かべられそう。個人的には任天堂の「MOTHER」シリーズの敵のような作品が多いなと感じ、わくわくしながら撮影をしていました。
また、展示会場となった「VOILLD」はコンテンポラリーアートを中心に企画展を行うギャラリー。毎回アウトローかつセンスが突出した企画展を開催しています。駅から少し歩きますが、ぜひ一度は訪れてもらいたい場所です。
magma
http://magma-web.jp/
VOILLD
http://www.voilld.com/