
マンションリノベーションブランド「crulib(クルリブ)」のプレスツアー&トークセッションが、2025年9月19日に開催された。
クルリブは、富士建設株式会社による、マンションを最適に住み継ぐためのリノベーションブランド。時代や世代によって変化する住まいの機能に対応しつつ、マンションが持つ本来の価値を損なうことなく次の時代へと継承していくことを目指している。建物の課題解決から再価値化までを、不動産と建設の双方の視点で一貫して相談できるサービスを提供している。
新築に頼るのではなく、既存のマンションに手を加えて活かすことで、ストックの有効活用を進め、持続可能な住まいの循環を社会に広げていくことも狙いのひとつだ。

「crulib」サービス内容
今回のプレスツアーでは、クリエイティブディレクションを担当したgrafの服部滋樹さん、富士建設の加納優希さん、アートディレクションを手がけたidoの飯田将平さんらと共に、実際にリノベーションが施された2棟のマンションを見学した。
見学したのは築22年と築37年のマンションで、いずれもワンルーム向けの間取りであったが、ファミリー向けに2部屋の壁を抜いて1室とし、「センターコア(※)」方式を取り入れたリノベーションがおこなわれていた。
※センターコア方式:キッチンや浴室、トイレなどの水回りを住戸の中心にまとめることで、パブリックスペースとプライベート空間を分離し、各居室の独立性を高める間取り。

施工後の様子

施工後の様子
トークセッションでは、服部さん、加納さん、飯田さんのほか、プレスツアー参加者なども交えながら、住まいに関する課題や実例を共有。クルリブによって生まれる新たな可能性や住まいのあり方、サービスに賛同してくれる仲間づくりの重要性などが語られた。

トークセッションの様子
今回のイベントを終えて加納さんは、「みなさまとの対話を通じて、マンションや住まいの課題解決には多様な知見が共有されることが必要だと改めて認識しました。crulibは、これらの知見をもとにオーナー様の課題に向き合い、建物の長期的な保全・運用の総合的サポートを通じて、安心して長く住める環境づくりと、次世代への住まいの継承に努めてまいります」と、話した。
■crulib
https://crulib.jp/