重松象平が展示デザインを担当、ルイ・ヴィトンの複合施設「ザ・ルイ」が上海でオープン

ルイ・ヴィトンが、ショップ、カフェ、展示スペースからなる大規模な複合施設「The Louis(ザ・ルイ)」を中国・上海でオープンした。
上海の中心的商業地区の呉江路(ウージャンルー)にある同施設は、船の形を模した建物で、メタリックなモノグラムで飾られた優美な船首と船体や甲板、ルイ・ヴィトンの歴史的なトランクを積み重ねたような上層階のデザインが特徴となっている。
1階から2階に続く展示スペースで開催中の「ビジョナリー・ジャーニー」展では、旅・クラフツマンシップ・ファッション・イノベーションといったテーマごとに構成された部屋で、ルイ・ヴィトンの創業から現在にいたるまでの発展の軌跡を紹介。同展示の空間デザイン・演出は、OMAの重松象平が手がけた。壮大な展示空間で、過去と現在のアイコンが融合する没入型の視覚体験ができる。なお、同展は7月15日から大阪中之島美術館でも開催されている。
3階にあるカフェ「ル・カフェ ルイ・ヴィトン」では、ヨーロッパと中国の両文化を融合した「上海スタイル」の創作料理やスイーツを提供。また、ショップでは、ウェア・レザーグッズ・小物・アクセサリー・シューズ・トラベル製品が並び、上海の街や船、ライフスタイルにちなんだスタンプで製品をパーソナライズできる刻印サービスをおこなう。