東京大学が、「デザイン」を柱とする新学部「UTokyo College of Design」を2027年9月に開設

東京大学は、2027年9月に新学部「UTokyo College of Design」を開設する。69年ぶりの学部新設となり、マイルス・ペニントン教授(東大大学院情報学環)が学部長を務める。
同学部は学士4年・修士2年の一貫型の教育プログラムで、成績優秀者は5年で修了可能。カリキュラムは「デザイン」を柱とし、造形的・芸術的なデザインだけでなく、銀行や食品流通、交通などの社会システムの在り方を考えるような広義のデザインを学ぶ。また、既存の各学部の幅広く専門的な知識を織り交ぜたプログラムも受講でき、デザインの方法論と組み合わせた多様な学びができる。
入学定員は100人で、そのうち約半数は外国人学生となる。全面英語授業・秋入学が予定されており、1年次には全寮制を採用する。2年次以降に「Environment & Sustainability」(環境と持続性)や「Technology Frontiers & AI」(テクノロジーの最前線とAI)など5つのカテゴリーの分野横断的な選択科目が用意されているほか、4年次には最大1年間の「Off-Campus Experience」で、海外留学や企業でのインターンへの参加などが可能だ。
入学試験は筆記試験を課さずに、世界中から多様な学生が来るようなシステムとする(概要は2025年7月に発表予定)。学生の募集開始は2026年秋となる。